爽やかな秋晴れの下、盛況裡に「わたの収穫祭」
秋分の日のコットンロード恒例の行事、綿の収穫祭。
今年は続く猛暑に水不足の綿畑ですが、前日の雨で葉は少し元気をとりもどし、
黄色い綿の花がどの幹にも顔をのぞかせ、真っ白のはじけた綿の実は収穫を待っていました。
開会の挨拶時には参加者は２０数人でしたが、子供連れで参加してくださる方が続き、
いつの間にかブルーシートに人がいっぱい。リースづくりを始めた子ども達は、
コットンボールや乾燥させた綿のさくをリースにたくさん飾ったり、雪のように綿を広げ、
上にドングリをのせて飾り付けたりと、それぞれ工夫したリースが出来上がっていました。
綿繰りに夢中になる子どもも。今年収穫し乾燥させた実綿を１キロほど用意しましたが、
ほぼ綿繰りが終わり、種と綿に分けられました。綿繰り、綿うち、じんきづくりと順に進んで行った男の子は、
糸紡ぎに挑戦。糸が紡げると周りから大きな拍手が起こっていました。
秋晴れの高架下を時おり風が吹き抜け、爽やかな収穫祭でした。
大阪府立農芸高校生のみなさまボランティア参加ありがとうございました。
美園小学校4年生と綿の苗の地植えをしました
2024年6月13日 美園小学校４年生が綿の苗を地植え
ゴールデンウイークに種まきをし、毎日水やりを欠かさず、しっかり育てた綿の苗。
６月９日には小雨の中を３０名が集まり畝づくり。準備は整いました。
朝から日差しのまぶしい6月13日（木）、「こんにちは?」コットンロードin佐堂に
子どもたちの元気な声が響き渡りました。今年の４年生は４３名。南エリアに１３０本、
中エリアに１４５本の綿の苗を地植えしてくれました。
コットンロードの綿栽培がいよいよ始まります。
「日本の轍」で河内木綿藍型染作品が紹介されます
この番組は日本各地にある道の歴史を紹介し、その道に隠された先人達の想い、守られ続けている伝統、受け継がれてきた技、 そこには後世に伝えたい轍物語があることがコンセプトに放送されています。
5月は「河内街道」が轍のテーマで、当保存会は河内木綿について5月28日に放映されます。
お時間がありましたら、是非ご高覧いただけましたら幸いです。
2023年を美園小学校の綿体験学習で締めくくる
コットンロードの締めくくりは美園小学校の綿体験です。
故出口暢子さんが描かれた「大和川いまむかし」を子どもたちは食い入るように見つめていました。
「歴史がよーくわかったよ」「おもしろかった」「絵がきれいね」反応のいい子どもたちは口々に感想をのべてくれました。
いつものように綿繰りとゴッドアイづくりを1，2組交代して取り組んだのですが、それぞれ集中している様子が伝わります。
一台の綿繰り機を数人で取り囲んで数を数えているグループが多くみかけられました。仲が良いのがわかります。
綿弓の使い方を教えると、できあがったじんきをもって、糸紡ぎ機を取り囲んでいました。
ゴッドアイの十字に組んだ綿の棒に糸をかけて最初に括る方法を伝えると、うまくいったのか、「ありがとうございました」と返事が返ってきました。
気持ちのいい子どもたちです。どの子もゴッドアイの眼の部分がしっかりできていました。うれしそうな、満足そうな表情があちこちで見られました。
最初は体育館が冷たく感じられましたが、4年生63人と参加したボランティア２０名の熱気でいつか寒さも忘れていました。
東大阪大学の留学生が工房見学
11月21日、東大阪大学の先生から留学生に日本の文化を見学させたいとご連絡がありました。
当日は、来房された先生とベトナム・中国からの留学生に河内木綿藍型染の復元と藍染の行程を説明し、
河内木綿の綿から糸になるまでを体験していただきました。
綿体験は初めてだそうで、日本文化理解の一助となれば嬉しいです。
2023年度の綿の収穫は10㎏！ 菜の花とバトンタッチです。
10月5日 美園小学校の4年生が朝から綿の収穫に来てくれました。64人の子どもたちが一斉に綿を摘み始めると、緑の畑に黄色い帽子の花が咲いたよう。
「ここにもあるよ」綿の木の下の方をのぞき込んで実綿を見つける子もいました。
南と中エリアの棉畑を隈なく回ってから、ケースの中にそれぞれが集めた綿の実を入れていくのですが、子どもたちの表情が冴えません。
少し物足りない様子。この日取れた綿の実を後で量ってみると1.2㎏。子どもたちの表情が冴えなかったのが納得できました。
さらに、いつもならどんぐり拾いの楽しみもあるのですが、残念ながら今年は実のなりが悪く、少ししか落ちていませんでした。
収穫したこの実綿は11月30日に綿体験学習に使う予定です。
11月5日 綿の撤収
11月の朝とは思えない暑さの中での撤収作業でした。
コットンロードに植えていた棉と藍をすべて抜き取りました。
子どもたちは抜き取った棉から、吹いた白い実綿と硬い蒴を分けて集めてくれました。実綿と蒴はそれぞれ乾燥させます。
蒴はしばらく干して、白い綿が吹いてくるのを待ちます。綿が吹いた蒴もかわいいし、
硬い桃のような蒴もかわいいので、リースの飾りにも使います。綿の茎や葉は乾燥させ、堆肥に。まっすぐな茎は乾かして、
ゴッドアイなどの材料にと、余すところなく使います。
収穫し、乾燥させた10㎏の綿は、綿繰りをし、綿打ちし、さらに糸に紡いで、布を織る。次の種まきまでの作業はたくさんありますが、
さて、どこまで進んでいるでしょうか。
コットンロードは菜の花栽培にバトンタッチです。
棉はすくすく育っています
8月の作業は生い茂った草を刈ることからと、覚悟してコットンロードに出かけましたが、すでにきれいに草が刈ってあります。
前日の暑さの中、草刈りに精を出してくださった町づくり協議会の方がおられたと聞き、
嬉しいことでしたが熱中症は大丈夫だったのかしらと心配になりました。お疲れ様でした。
おかげ様で、しかも30人で一斉に取り組むと、棉の芯止め、茎を支柱に紐で結わえる、施肥、藍の一番刈りと、作業は順調に進み、予定の時間より早く終えることができました。
南エリアの棉はすくすく育っていますが、中エリアの棉の成長が遅いのは、水不足？日照時間が短い？ 気がかりです。
山梨と大阪間JAL就航を記念して八尾を紹介しました。
YBSラジオ「ひる前らじお うるさごぜん」生放送に電話出演しました
この度、大阪府観光局様から山梨放送さんが、長野県「信州まつもと空港」と大阪伊丹空港との間にJALが運航されることになり、
大阪の魅力を山梨の方々に知って頂くため、八尾を紹介したいが河内木綿藍染保存会に電話出演してもらえないかとお話をいただきました。
7月19日（水）11：40から大松市長様、大阪府観光局の八尾元気様、当保存会と電話で生放送に出演して、
八尾の魅力と河内木綿と文様の復元と伝承について短時間でしたがお話させていただくことが出来ました。
保存会の活動を八尾市外の方達に知って頂くいい機会になりました。
東輝産業㈱様の 河内木綿栽培の取り組みをご紹介します。
環境に配慮し、紙・電気・ガソリンなど資源の削減に十数年前からとりくんでこられた東輝産業(株)は
KESの活動の取り組みの一つとして河内木綿栽培を5年前から始められました。
藍染保存会の種まきや収穫祭でお目にかかるようになり、毎年綿繰り機をお貸しする際に、年ごとの綿の収穫の様子や、
その綿を使ったリースなどの作品作りについて話が盛り上がりました。
最近は会社のプランターでの綿栽培だけではなく、各家庭で綿栽培に取り組んでおられる写真を見せていただいたり、
綿繰り機が床やテーブルなど会社のあちこちを巡回し、皆さんが綿繰りを楽しんでおられる様子を伝えていただきました。
会社のロゴマークを入れた布の藍型染をしてみたいというご相談をうけ、今年、お手伝いをすることができました。布は保存会が昨年やっと手にすることができた“河内木綿＆オーガニックコットン”を使っていただきました。完成した藍型染の布は早速会社の会議室の壁に飾られたそうです。
與兵衛桃林堂うちわ展
令和5年7月4日～9日コロナ禍縮小していました第14回與兵衛桃林堂うちわ展が、今年は多くのお客様にお出掛けいただき、
工房生作品のうちわや扇子、藍染小物など展示販売をし、盛況の中無事会期を終了することが出来ました。
大松市長様始め、西辻元市長様、田中前市長様にもご高覧いただけました。
明治時代、河内木綿は繊維が太く短いため、機械にかからないことから大量生産に向かず、衰退したという歴史があります。
八尾を代表する伝統文化をさらに広く普及させたいと、村西徳子氏が「夢のコットンロード」と命名し保存会と地元の地域団体と綿栽培が2010年に始まりました。
そこで収穫された綿と繊維の長いオーガニックコットンと合わせ糸を作り、関西の多くの企業様にお世話になり織り上げられた布。
令和5年長い夢から目覚めた河内木綿に河内木綿文様を捺染という方法で染めた着物を展示いたしました。
過去・現在・未来の流れをご来場の皆様にご覧いただくことが出来たことをスタッフ一同喜んでおります。
河内木綿藍染保存会の取り組み
2023年も明けて早3ヶ月。
今月から教室が始まります。（藍型染は太陽と温度が関係する為3月～10月開催されます。）
今迄取り組んできたことや今後の活動などを八尾市観光協会様から取材を受けて、編集者の方が分かりやすく掲載してくださいました。
八尾市観光協会様や八尾市公共施設等でご覧いただけましたら幸いです。
美園小学校4年生の綿体験
2022年12月1日最後の取り組み“美園小学校の綿体験”は、いつものように(故)出口暢子さんの書かれた絵巻物「大和川いまむかし」から始まりました。
子どもたちが絵に集中しているのが伝わります。素晴らしい作品は人の心をひきつけます。
ゴッドアイづくりと綿繰りを30分でⅠ、2組交代して行いました。ノリのいい子どもたちは実綿を次々と綿繰りし、
持ち帰り用の袋いっぱいに種を詰めていました。ゴッドアイは大きなひし形があちこちで出来上がりました。
最初の神の眼づくりに苦戦している友だちに教えてあげている子の姿も見られました。
今年一番の冷え込みの日でしたが、4年生47人、ボランティ24人の熱気で体育館はいつの間にか汗ばむほどでした。
飛び入りで参加された大阪観光局の方、地元愛あふれる話をありがとうございました。
「今日はありがとう！」と声をかけてくれる子、嬉しそうにゴッドアイを振って見せてくれる子どもの姿、こちらの心も温かくなり、美園小学校を後にしました。
棉はすくすく育っています[コットンロードin佐堂]
2022年4月29日に種蒔きし、その育った苗を美園小学校の4年生が6月9日に地植えした棉は今年の暑さに負けず、すくすく育っています。
9月4日の作業日には、背丈ほども伸びた棉を摘芯し、台風に備えて茎を支柱に結わえ直し、
棉畑のまわりに生い茂った草を1時間の作業ですっきりと刈り取りました。ビニール袋いっぱい取れた綿は9月23日の収穫祭に備え、乾燥させます。
今年は収穫祭が実施できそうです。
河内木綿まつり参加者募集
今年で13回目を迎える八尾市歴史民俗資料館主催の河内木綿まつりで、
河内木綿藍染保存会は、希望者に型彫り（熨斗散らし）・織・綿繰り・糸紡ぎを体験していただきます。
現状に合わせ、密にならないよう人数制限させていただきます。参加ご希望の方は前もってご連絡下さい。
電話・FAX・インターネットにてお申込みください。
TEL・FAX 072-923-1589
E-mail info＠kawachimomen.com
何を希望されるかと時間をご記入の上、お名前と連絡先をお知らせください。(9月10日まで)
日時 9月17日（土）染・織り共 午前の部10:00～12:00 午後の部1:00～3:00
【染（ 熨斗散らし文様の型彫り）】 ※ 後日希望者には彫った型でハンカチに藍染講習会（別料金）をさせていただきます。
定員：午前・午後の部 各4名(先着順・要事前申込) 受講料：1000円
【織り】「コースター」か「花瓶敷き」をお選びください。
定員 午前・午後の部 各3名(先着順・要事前申込) 受講料700円～1800円
綿繰り・糸紡ぎは自由に体験できます。
堺の注染工場について
4月20日、工房から染めの勉強のため、我が国で伝統産業として認められている堺の注染工場を見学に行きました。
その作業の様子を、以前河内木綿についてYouTubeで紹介してくださった方が制作されました。
河内木綿藍染保存会は、古布から復元伝承された文様を自分達の手で型紙を彫り、糊置きをして藍に染めますが、
他の世界を知る為に、注染や捺染の手法も企業様にお願いして学ぶ機会を頂いています。
私たちの工房では文様を注染で手拭に染めていただいています。
詳しい版がこちらです。「注染の糊置きから仕上げまで」
注染工場見学会
4月20日、久しぶりに染の勉強として見学会を実施、堺の注染工場を訪問しました。
これまで、恒例として年2回、染と織の勉強会を行っていましたが、コロナ禍のためしばらくお休みしていました。
今回お世話になった社長から、国内で伝統産業（100年続いていることが条件）として認められている堺の注染の歴史や、手法など教えていただきました。
参加者は、実演を目の前で見ることが出来、私たちの型染めとの違いを学ぶいい機会になりました。ありがとうございました。
写真は
左：高い櫓から干される浴衣地
中：注染の作業
右：糊の洗い落とし機
2022年 八尾物語ツアー たっぷり藍染体験
本年度最初の八尾市観光協会主催の藍染体験が4月6日開催されました。
お天気にも恵まれ、近くの長瀬川の桜も満開の中、藍染には最適な一日になりました。
参加者の皆さんは、ハンカチに糊置き・藍染・ギャラリー見学・綿繰・糸繰と楽しんでいました。
暑さに向かい藍染ハンカチの使い方などお話しました。
これから7月5日～10日恒例の與兵衛桃林堂うちわ展を開催予定ですが、
工房生はその作品を今染めています。
又、是非お越しください。
藍工房 村西 2022年度 新入生
今年度新たに入塾したメンバーが、3月から藍型染の世界への第一歩をスタートしました。
皆さん初めての体験ですが、とても真摯に向かい合っています。
例年7月第一火曜日から始まる、與兵衛桃林堂うちわ展にも作品を出展できるよう型彫り頑張ってくださいね。
2022年 大阪農芸高校の先輩・後輩の方々の来房
3年前に農芸高校ワタプロジェクトを立ち上げ、河内木綿の行事に参加した現大学生と、
の活動を繋いで今年卒業した後輩、そして今後も繋いでくれる今年度の後輩達がこのほど挨拶に来てくれました。
皆さんと話して、この活動により感じたこと、後輩に伝えたいこと、
それは正にその経験を今後どう活かしていくかを考えるいい機会にしていただけたらと思いました。
これは、高校生自身が自分達で考え、行動し、結果を出すプロジェクトでこれからの展開が楽しみです。
※写真を撮る時だけマスクを外していただきました。
河内木綿藍染文様を紹介するユーチューブができました
河内木綿藍染文様を紹介するユーチューブができました。
英語通訳業の名倉紀子さんが作ってくださいました。
長いバージョン（12分）と短いバージョン（2分）の二種類で、本当に上手にできています。
私達はこんな素敵な作業をしているのか・・とやってる本人達がびっくりです。
★河内木綿藍染保存会の日々
★のれんの街
ぜひご覧になってください
「新規受講生募集」
1 日時 ： 第二、第四火曜日
2 時間 ： １０：００～１５：３０
3 定員 ： ５名
4 場所 ： 藍工房 村西 八尾市末広町1-10-10
TEL/FAX ； 072-923-1589
E-mail info@kawachimomen.com
ご希望の方は２月上旬説明会を致しますので、１月中にFAXか
E-mailでご連絡お願い致します。あらためてご連絡させていただきます。
担当 原田
大阪府立農芸高校生がコットンロードの綿の撤去作業に参加
「ワタプロジェクト」という活動拠点をつくり、校内で綿栽培に取り組むとともに美原区に 河内木綿栽培を普及するという目標を掲げて取り組んでいるそうです。その「ワタプロジェクト」が 『ボランティアスピリット・アワード』のコミュニティー賞に2年続けて受賞がきまったそうです。 その報告を兼ねて、11月7日（日）コットンロードの綿の撤去に参加してくれました。受賞でもらった賞金で綿繰り機を購入するそうです。
DISCOVER OSAKA に紹介されました
大阪は、まち全体がミュージアム 観光都市・大阪の魅力は大阪市内の人気スポットのみならず、
大阪府全体に広がっていますをコンセプトに「北摂」「河内」「泉州」の3つのエリアに分け、当保存会は「河内」周遊コース４に紹介していただきました。
史跡巡りや体験、グルメと盛り沢山の内容です。
テーマでめぐる大阪ガイドとして無料で配布していられます。
大阪府 府民文化部 都市魅力創造局 魅力づくり推進課
〒599-8555大阪市住之江区南港北1-14-16
大阪府咲洲庁舎（さきしまコスモタワー）37階
TEL：06-6210-9302 / FAX：06-6210-9316
近鉄和歌山の催事のご案内
以前NHKBSで放映された番組「ハルさんの休日」をご覧になった、
久留米絣を商っておられる「久留米絣 ゆう」様から、近鉄和歌山５階にあるお店で河内木綿を紹介したいとのお話がありました。
期間限定で10月20日から26日まで取り扱っていただきます。
和歌山の皆さまにも河内木綿文様藍型染めの魅力を是非ご高覧頂けたらと思っております。
八尾物語『河内木綿文様 藍染一日たっぷり体験』
好天に恵まれた10月5日、八尾市観光協会様主催の藍染体験が工房で開催されました。
コロナ禍で何度か延期され、今回8名が参加。密にならないよう2班に分かれて実施しました。皆さま初めての体験で、
100年以上前の文様を復元した型紙でハンカチに糊置き、藍染、仕上げてお持ち帰りいただきました。
藍槽から出たハンカチが時間の流れで、緑色から藍色に変化する様子を楽しまれたり
綿繰、綿打ちなど糸にするまでの行程も体験していただき、大変喜んでいただけました。
今月末、好評につきもう一回開催予定です。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
河内木綿づくりの今 コットンロードin佐堂
２０２１年度のコットンロードでの河内木綿づくりは、コロナ禍にもかかわらず毎回20～30人の方々の参加があり、その活動に支えられています。
世代を超えて多くの参加者がある美園小学校区まちづくり協議会と、観光ボランティアガイドの会、
藍染保存会の三団体が活動を担っていますが、他にお孫さんの自由研究のため参加しているというご家族や、
将来の綿づくりのためにと話される方などさまざまな市民の参加もあります。
農芸高校生も駆けつけてくれています。ここに例年なら美園小学校4年生が加わっているのですが、
今はコロナ感染予防のため活動を見合わせています。
秋以降、子どもたちと綿の収穫や、収穫した綿を使った体験学習などができる日が来ることを心待ちにしています。
一か月で綿の苗はしっかり根を張り、30~40㎝に成長しました。
７月４日 支柱立て 綿が倒れないよう支柱を立て、追肥をしました。
八尾物語“藍染一日たっぷり体験”
7月20日（火）コロナ禍で延期が続いていた八尾市観光協会主催の藍染体験を工房でようやく開催することが出来ました。
まだ予断を許せる状態ではありませんので、一人ずつ間隔を開けて糊置き、藍染、仕上げまでの行程を実践してもらいました。
合い間に河内木綿の綿繰、糸紡ぎにも挑戦し、八尾に残った文化を知っていただく、いい機会になりました。
お話によるとこの催しは、秋にも予定されているそうです。
八尾観光ボランティアガイド養成講座の工房見学
緊急事態宣言が解除された最初の週末6月26日、観光ボランティアガイドの新規養成講座生15名とボランティアガイドの方6名が工房見学に来られました。
最初に、藍染保存会の古くからの会員であった故出口暢子さんが書かれた絵巻物「大和川 いまむかし」を見ていただき、河内木綿栽培について説明しました。
その後、型染復元の過程と藍染の行程を見学していただきました。
観光ボランティアガイドの会は、河内木綿は八尾の観光資源だと位置づけ、綿づくりも一緒に活動する同行のなかまです。
プリズムホールのYouTubeに紹介されます
6月3日工房に6月15日YouTubeで当保存会の活動を紹介して下さるためプリズムのスタッフの方達が伝承復元の藍染作品、
保存会理事長の話、昨年度入られた生徒さんのクラスで、糊置き、染の見学、河内木綿の種から糸、織行程の説明など取材に見えられました。
他にもプリズムさんで以前お世話になりました
①H28年に開催「河内木綿と生きる～村西徳子と河内木綿藍染の世界～」展示及び記念イベント「めでたき日々のファッションショー」の紹介
②アリオのフードコートの柱の紹介
など盛りたくさんの内容です。
是非下にアクセスしてご覧いただけましたら幸いです。
毎月１日・１５日に配信する番組のうち１回で放送
・八尾市文化会館プリズムホール公式チャンネル
・FMちゃお公式チャンネル
畝づくり ～コットンロードin佐堂～
2021年5月30日
梅雨の晴れ間のコットンロードに30数人が次々と集まった。
予定した作業は多い。綿の種に水やり、苗の成長は遅いがしっかり育っている。畑の周りに生えた草の刈り取り、
今回は草刈り機が4台も登場。鎌で、手で、人数が多いので作業はどんどんはかどる。
畑に消石灰・油かす・堆肥（真っ黒のいい土が出来ている）を混ぜ、土づくり。そして畝づくり。
市民ボランティアの方が耕うん機を運んできて耕してくださった。あとは鍬を使って畝を整える。
最後は枯れた綿や木の葉の山に米ぬかを混ぜ、たい肥作りと、1時間で気持ちいい汗をかき、これだけの作業を終了した。
6月3日に予定していた美園小学校4年生の綿の苗の移植は、緊急事態宣言の延長で中止に。
次回6月6日（日）に大人が代わって植え付けることになった。早くコロナが収束し、コットンロードで子供たちと出会えることを願います。
次回からは月の第一日曜９：００～作業の予定です。
“２０２１夢のコットンロードin佐堂”の活動始まる
4月29日、緊急事態宣言下ですので、それぞれ参加者が検温・マスク着用など感染対策に心がけ、綿の種蒔きを行いました。
美園小学校区まちづくり協議会・八尾観光ボランティアガイドの会・NPO法人河内木綿藍染め保存会のメンバーに加え、
市民ボランティアの皆さんの参加で手際良くあっという間に予定した種をポットに蒔き終えました。あとは、お天気に恵まれることを祈っています。
コットンロードの活動予定
5月30日(日)９：００～ 草刈り・畝づくり
6月 3日(木)９：００～ 綿の地植え（美園小学校の子どもたちと）
7月 4日(日)９：００～ 支柱立て・施肥
8月 1日(日)９：００～ 支柱立て・摘芯
アースデーに参加して
3月27日（土）ポカポカ天気に誘われたか、アースデーの参加者は予想以上に多く驚きました。大阪府や八尾市の、
感染者数の増加が報道されていましたが、野外イベントは久々で、春休みに入って初めての土曜日でしかも天気に恵まれて、当然の結果だったのでしょう。
藍染保存会のブースも、大勢の人が時間を経るごとに集まりました。子どもたちは楽しそうに綿繰り機をグルグル回し続けていました。
繰った綿を「フワフワ」と頬に当て感触を喜んだり、ひたすら綿繰りのリズムを楽しんだりする子ども達の様子を一年ぶりに見ることができました。
25袋用意した綿の種も午前中で無くなり、綿の育て方を書いた種の袋を工房へ取りに急ぐといううれしい誤算もありました。
幼稚園や小学校で綿くりを体験していることを多くの子どもたちから聞き、河内木綿を若い世代に伝える取り組みが広がっていることを嬉しく思いました。
マスク着用、手指の消毒や換気に注意しましたが、3密は避けられず、アースデーに参加した人たちから、感染者が出ないことを願うばかりです。
コットンロードの予定をお知らせします。
4月29日（祭日）９：００～ 種蒔き（ポットに種をまきます）
5月30日（日） ９：００～ 畝づくり
場所は中環沿いの佐堂東交差点「コットンロードin佐堂」です。
DISCOVER OSAKAに紹介されています。
昨年のコロナ禍の影響で、海外からの観光客はほとんど来ないようですが、大阪府の冊子「DISCOVER OSAKA」に河内木綿藍染保存会が紹介されています。
大阪府を「北摂」「河内」「泉州」と３つのエリアに分け、海外の方達に大阪の魅力を発信されるため出版しておられますが、
実際住んでいても知らない場所もあり、とても素敵な場所や写真が掲載されています。
JNTO認定外国人観光案内所＠OSAKAに置かれています。
皆様にお知らせです。
以前、NHKで放映されました「ふるカフェ系 ハルさんの休日」（八尾編 恩智の茶吉庵さんで撮影され、河内木綿藍染保存会も紹介されています）
が下記の日時に再放送しますと担当のデレクターの方からご連絡をいただきました。
2021年2月24日（水）23：15からＮＨＫＢＳプレミアム
お時間があればご覧ください。最後の5分間で藍染の手順が紹介されます。
五感で楽しむ「八尾物語」体験プログラム
河内木綿文様藍染一日たっぷり体験
11月17日（火）10：00～2：00
藍染体験を楽しみたいと８名の方がご参加くださいました。
まずは、用意した河内木綿文様の型紙の中から染めたい文様を選んでいただき、三密を避けるため、二つのグループに分かれました。
ハンカチに糊を置き、伸子を張って、乾かす作業。もう一方は、河内木綿の歴史・綿の栽培・綿から糸を作る工程を学ぶグループ。
それぞれ交替して全員の糊置きが終わったハンカチを庭で乾かしました。
昼食をはさんで、午後は藍染と工房見学。手の空いた人には、綿くりや糸紡ぎも体験してもらいました。
3分３回藍液に浸すなど、分刻みの作業も皆さんの協力で、スムーズに行うことができました。
好天に恵まれ、4時間の体験で、自分の名前の入ったオリジナル藍染ハンカチを持って帰ってもらうことができました。
ハンカチを広げる皆さんの満足げな表情が、印象に残った一日でした。
「五感で体験！八尾物語」
八尾観光協会さんが発行しているYaomaniaが、この度[新Yaomania]にリニューアルされました。
当保存会も八尾の魅力を感じていただくためハンカチ藍染体験で紙面参加いたします。
今年はコロナの影響で例年の行事がなくなりましたが、三密を避けながら古い歴史の街八尾を楽しんでいただけたらと思います。
冊子は八尾の駅や観光協会、市役所に置いていますので、是非手に取ってご覧ください。
2020年収穫祭
コロナの終息がなかなか見えず悩みましたが、9月22日はお天気に恵まれ、小規模ながら収穫祭を行いました。
ＨＰをご覧いただいた方や毎年気にかけて下さった方々が主に参加してくださいました。
八尾市ボランティアガイドの会・美園小学校区まちづくり協議会・河内木綿藍染保存会の3団体が、
三密を避け、綿摘み、綿繰、裂き織りのコースターづくりを行い、糸紡ぎは見学してもらいました。
また、昨年から河内木綿をテーマに関わってくださっている大阪府立農芸高校の生徒さん達が、新メンバーと共に参加していただき、河内木綿の歴史も学んでくれました。
前八尾市長の田中誠太様来房されました
8月11日、田中誠太・前八尾市長、近畿大学東洋医学研究所の日置智津子博士、増井ふとん店の増井保彦さんがそろって工房を訪問されました。
藍は健康に役立つこと、河内木綿文様を製品に役立てられないかなどのお話しでしたが、
今回ふるさと納税にも河内木綿藍染のマスクを出す準備を進めている最中で、藍に抗菌作用があるということは、藍染を見直すいい機会になりそうです。
ご意見を拝聴させて頂き、八尾の素晴らしい文様をもっと活かせるようにしたいと思いました。
河内木綿文様のパネル
河内地方に残っていた古布から文様を復元・復刻している保存会は、染め上げた布をどう活かすかも大切なことと思っています。
150年前の幕末から明治時代のデザインが、ここ数年外部の方達から、とても斬新だと嬉しいお言葉をいただいています。
そこで、そのひとつとして現代の生活に合うインテリアとしての活用を考え、パネルを作りました。
マンションなどの白い壁に日本古来の文様は如何でしょうか。
八尾市ボランティアガイド養成講座の方々の見学会
コロナ自粛で4月5月保存会の活動は自粛いていましたが、解除に伴い6月より活動を再開しています。
三密を避け藍染教室も始まり、毎年恒例の與兵衛桃林堂さんで開催していました「うちわ展」は残念ながら中止になりましたが、
工房生はカリキュラムの一つとしてうちわを染めています。
そのような中、7月19日ボランティアガイドの養成講座で新規の養成講座生が５名、ボランティアガイドの方々１３名工房見学に来られました。
藍染の復元と藍染の行程の説明、河内木綿の栽培の様子と、綿を糸にする過程を見ていただきました。
今年は河内木綿まつり、八尾市文化芸能祭の中止も決まりましたが、保存会の秋分の日の収穫祭は行う予定にしています。
綿の苗の植えつけ
6月７日（日）９時から、１０センチ以上に伸びた綿の苗を畝に植え替えました。
例年は美園小学校の４年生の子どもたちと一緒にこの作業をするのですが、
今年はコロナ禍で、学校行事の運動会や遠足さえ見直しが検討されている現状ですので、
コットンロードでの子どもたちとの共同作業は残念ながらのぞむべくもありません。
そこで、今後のコットンロードの活動は次のように行う予定です。
７月５日（日）９：００～ 支柱立て、摘芯、草取り、アドプトロード周辺の清掃
８月２日（日）９：００～ 支柱立て、摘芯、草取り、アドプトロード周辺の清掃
９月６日（日）９：００～ 綿の収穫、草取り、アドプトロード周辺の清掃
９月２０日（日）９：００～草刈り、アドプトロード周辺の清掃
９月２２日（祝）９：００～河内木綿収穫祭 綿摘み・綿繰り・糸紡ぎなど
保存会として活動について
2020年5月6日
いつも保存会にご協力、ご参加いただいています皆様には厚く御礼申し上げます。
この度のコロナウィルス流行の自粛勧告に従い、当保存会も活動を最小限にしております。
毎年夏の行事として開催しています與兵衛桃林堂うちわ展も残念ですが、今年は中止させていただくことにいたしました。
工房も4月・5月閉めさせていただき、又元気な顔で秋のプリズム展に向け作品作りに励みたいと思います。
どうぞ、皆様もお身体を大切にしてくださいませ。
三密を避け、コットンロードin佐堂で河内木綿の種まき
2020.5.2
コロナウイルスによる緊急事態宣言で、公園事務所は使用できない。 参加者が畑に大勢集合するのも避けたいと、今年の綿の種まきは、 美園小学校区街づくり協議会・八尾市観光ボランティアガイドの会 ・NPO河内木綿藍染め保存会の三団体がそれぞれ２、３人に絞って参加を呼び掛けました。 5月２日（土）、9時から30数ケースの河内木綿の種まきを行い、 例年は散水栓で水撒きを１ヶ月行っていただいていたのですが、 今年は３団体で交代しながら毎日朝夕2回ずつ行っています。 種まきはいつかと問い合わせもいただいておりましたが、お心遣いありがとうございました。 今後の予定が決まり次第、ホームページでお知らせいたします。 綿の収穫祭は例年にも増して多くの方で収穫を祝いたいと思っております。
大阪府立農芸高校生徒さんが工房訪問
大阪府立農芸高等学校ハイテク農芸科の三年生三人と一年生二人が、3月5日、工房を訪ねて来られました。
五人はこの一年、「河内木綿と和泉木綿」をテーマに自由研究。綿を育てて収穫したり、棉から糸を紡いだりして、
地域との連携活動（河内木綿について）に取り組んできました。
三年生はそれぞれ志望の大学に進学、後輩に研究活動を継承してもらうと挨拶されました。
皆さんのお話の中で、担当の先生は生徒さんにいい指導をされていられるのだなぁと感じました。
皆さん礼儀正しくとても気持ちのいい方達で、これからの日本を安心して任せられるなぁと思いました。
大学生、社会人になっても河内木綿で活動していたことを忘れないで。後輩の方達、これからもよろしくお願いします。
アリオ八尾様のディスプレイで表彰状をいただきました
近鉄八尾駅北側にあるアリオ八尾様の1階フードコート列柱のデザインに2019年春から夏にかけて、
河内木綿文様が使われたことは、以前ホームページに紹介しました。
今回全国のデザイン界の催しである2019年各種デザインアワードで「街を愛する人たちとつくる、街に愛される商業施設を」
をコンセプトしたこの空間デザインが入選いたしました。
当保存会に、第38回ディスプレイ産業賞（2019）と地区賞「ＳＤＡ第53回日本サインデザイン賞」
“河内木綿文様”を後世に伝える空間表現として表彰状をいただきました。
株式会社イトーヨーカ堂様、株式会社セブン＆アイ・クリエイトリンク様・株式会社スペース様ありがとうございました。
過去・現在・未来に続く河内に残る文化を、多くの方達に知っていただける機会が評価されたことはとても嬉しいことです。
今年は教室も入会したいという方が多く、未来に向け繋げていけるよう精進していきたいと思います。
ＮＰＯ法人河内木綿藍染保存会が紹介されました
立春も過ぎ、3月から2020年度の新しい教室もスタートします。
今年はお陰様で、多くの方に保存会の活動に関心を持っていただいていると実感しています。
今回、八尾観光協会様発刊の冊子Yaomania冬号に、当保存会を紹介していただきました。
近鉄八尾駅1階にある観光協会様や駅、市役所等に置いてありますので、是非手に取ってご覧ください。
もちろん八尾市の他の情報も満載ですよ!!
美園小学校4年生綿体験“綿から糸へ、糸から布へ”2019.12.5
12月5日午後1時半、綿づくりのまとめに“綿から糸へ、糸から布へ”の工程を体験してもらおうと
・美園小学校4年生70人と大人24人が体育館に集まりました。
最初に、本会会員だった故・出口暢子さんの描かれた絵巻物「大和川いまむかし」を開くと、
美しい絵と分かりやすい文章が子どもたちをぐいぐい引きつけました。
今年のコットンロードの綿の収穫は18.6キロ1.8キロの実綿を袋に入れ、
「こんな袋が10個収穫出来ました」と話すと、「わー」という歓声と拍手が起こりました。
全員が綿繰り、綿打ち、糸紡ぎを体験し、最後は織りに挑戦です。
綿繰りをした綿を「ふわ、ふわ」と気持ちよさそうに頬ずりしている子や、
音を立て綿繰り機を回す子などそれぞれに体験を楽しんでいました。
綿の繊維が引き出され、縒りがかかっていく糸紡ぎ機の不思議さに、
「こんな道具を作った昔の人はすごい」と、感想を述べる子もおり、綿体験は、あっという間に２時間がたってしまいました。
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。楽しいひとときでしたね。
2019年秋の研修会
例年、藍染講習会が終わった晩秋に、工房に関連した勉強会をしています。
今回は型彫りと織を見学しようと、伊勢型紙フェスタが開催されていた三重県鈴鹿市白子と木綿織物の産地松阪を訪ねました。
白子では「伊勢型紙資料館」「鈴鹿市伝統産業館」で伝統工芸士の技を、
松阪では「松阪もめん手織りセンター」で縞織の実演に触れることが出来ました。
内容を詰め込み過ぎて、一カ所の見学時間が短くなり残念でしたが、
なかなか機会がないと行けませんので工房生の技術向上の為、今後も続けていきたいと思います。
八尾市文化芸術芸能祭の作品
11月８日～１０日八尾市文化施設プリズムで開催された、
第６６回八尾市文化芸術芸能祭2019では、来場された方々に、
今年型彫り、藍染した作品をご覧いただきました。
１年の集大成として、メンバーそれぞれが、今年彫り上げた型紙の文様を、いろいろな作品に生かそうと頑張りました。
又、この１０年、種から綿へ、綿から糸へ、糸から布を織りあげた
「コットンロード」と「織座」のメンバーが藍型染や織のランチョンマットなどの作品を
１階の一輪コーナーに展示することが出来ました。
2019年シルバーリーダー養成講座藍染体験
11月6日、八尾市の「シルバーリーダー養成講座」の藍染体験が行われました。
従来八尾市の主催でしたが今年から八尾市社会福祉協議会主催藍に変わり、
例年より人数は少なくなりましたが、昔ながらの方法で藍型染を楽しんでいただきました。
全国を見ても、この手法をしている処は少ないと自負していますが、
村西徳子氏が40年かけて型紙を復元・伝承してきた世界を、
未来に向けて工房生もいろいろ勉強しながら継承していきたいと思っています。
少しでも多くの方に知っていただけたら嬉しいことです。
台風17号の強風下での収穫祭 2019.9.23
強風が吹き荒れているなか、迷いながら決行した収穫祭でしたが、
八尾市内だけでなく、木津川・豊中・堺・和泉・富田林・松原・枚方・高槻・大阪市と
遠方から37人の方が参加してくださいました。
綿の収穫が初めてというお子さんはふんわりと実った綿にそっと手を添えて、
「わあっ、取れた！」と歓声を上げていました。
「地元にはこんな企画が無いので友達を誘って参加しました。綿の収穫だけでなく、
綿繰りや糸紡ぎも体験できてよかった。」と話す子供連れのお母さんや、
色とりどりのゴッドアイをいくつも作って満足げな子もたち。
種蒔きに参加し、今回は新たに後輩を連れて参加し綿づくりを引き継ぎたいと話す高校生たち。
皆さんそれぞれに時間いっぱい楽しんでくださいました。
ブルーシートが風をはらんで舞い上がるたびに大きな石を拾ってきて重しにしたり、
繰った綿が風に飛ばされていくのを追いかけたりと、例年にはない苦労がありましたが、
参加された皆さんの満足げな表情を見て、実施できてよかったとしみじみ感じています。
ご参加ありがとうございました。
2019年度河内木綿まつり
八尾市歴史民俗資料館主催の河内木綿まつりも今回で11回目を迎え9月21日(土)、
当工房でも協賛して染と織の講習会を開催しました。
今年はホームページをご覧になられた遠方の愛知県の方や、滋賀県、和歌山県、奈良県そして大阪府、
地元八尾の方々等、今までになく広い範囲から参加してくださいました。
染はまず型彫りをして、昨年より込み入った柄でしたので，初めての経験で悪戦苦闘される方もおられました。
後日、染はご自身の型を使い糊置き、藍染を実施します。
織は卓上機を使い、花瓶敷きを色違いで織っていただきました。
多くの方々が河内木綿について興味を持って参加、体験され、お帰りの際、楽しかったと言っていただけたことは、
今後の私たちの活動に大きな励みになります。
ご参加いただきありがとうございました。
オーストリアの留学生が藍染を体験しました
７月１３日(土)、オーストリアから留学しているエレナさんが、
ライオンズクラブ国際協会YCA（ユース・キャンプ・エックスチェンジの略）のホストファミリー３人と工房に来られました。
時間の関係で、バンダナに河内木綿文様を糊置きしてすぐ染められるように準備、
エレナさんの糊置きは初めてとは思えないほど上手でした。（こちらは後日お渡ししました。）
その後、藍染めの色の変化と、発色後の文様の表れ方など、
日本の文化を体験、楽しんでもらえたかなと思います。ホストファミリーの皆様ありがとうございました。
※ 今年、大阪・和歌山で22名の留学生を受け持ち、八尾ライオンズクラブではオーストリアの学生さんを受入られました。
この制度で日本の学生さんも多くの国に留学されているそうです。
夏休みクラフトウイーク
～カワチラボで宿題のヒントをゲット～
8月5日（月）アリオ八尾のカワチラボで行われた夏休み子ども向けイベントに参加、
インディアン（ネイティヴ・アメリカン）のお守り「ゴッド・アイ」を子どもたちと一緒に作りました。
乾燥した綿の茎を十字形に重ね、色糸を十字形の周りに巻いていくのです。小さい子どもにもできるかなと心配しましたが、
子どもたちの手際の良さや、色糸を選ぶのにも迷いがないことに驚かされました。
ユニークな色遣いのゴッド・アイが次々とでき上がりました。
スタッフの手が足りないのではと心配して、今回は糸繰りや、
糸つむぎ体験を見合わせましたが、子どもたちに河内木綿を知ってもらうためにも、この体験は是非やり続けたいと思います。
「コットンロード」の活動が全国表彰
５月１８日、「みどりの愛護」の集いが鳥取市で開催され、全国で１０５団体、
大阪府ではＮＰＯ法人河内木綿藍染保存会「コットンロード」を含め、
三つの団体に国土交通大臣から感謝状が授与されました。日本各地の緑化活動が市民レベルで実施され、
日本の自然を美しく守ることが維持されていることを実感しました。
長年のコットンロードでの綿づくりに参加くださった皆さんのお力添えが無かったら、
ここまで続けられなかったという思いを強くしております。
ここに、活動に参加してくださったグループ名をあげ、あらためて感謝の意を表したいと思います。
▽河内コットンクラブ▽すみれの会▽ゆるり福祉会ピカピカ▽森の輪▽キャラメルママ
▽八尾観光ボランティアガイドの会▽美園小学校4年生及び先生方▽八尾市まちなみセンター
▽市民ボランティアなど。種まきや収穫祭に参加くださった方々、
八尾土木事務所歴代の担当の方々など（すべての方を拾えていないことをお許しください）本当にありがとうございました。
また、コットンロードのメンバーに、2019年度より美園小学校区まちづくり協議会の方々が
多数加わってくださることになりました。ありがとうございます。
ヤオタイムズ令和元年5月30日（第463号）
アリオ八尾1階FOODコートに河内木綿文様列柱
大阪府八尾市の玄関口、近鉄八尾駅東の大型ショッピング施設「アリオ八尾」の一階に、
河内木綿文様で飾られた列柱がお目見え、訪れた人たちを楽しませている。
駅側入り口から入ると、お菓子の名店や高級食料品の店、さらに奥はイベントスペースと続き、
素朴なテーブルと椅子が並んで家族や友人同士がくつろげる空間になっている。
立ち並ぶ列柱は約1.5ｍ四方の角形で、側面には「菊七宝」「丸に朝顔と牡丹唐草」
「踊桐唐草」「大小亀波」など河内木綿文様の古典十七点から選ばれた四種類が藍とグレーの落ち着いた色彩で彩られている。
また一角には文様のいわれと特徴を解説した保存会のロゴ入りのボードもある。
このフロアは、イベントなどもおこなわれ、人通りも多く、家族連れや買い物の主婦、勤め帰りの人などが、
ショッピングや食事をしながられ中の文様に目を見張っている。列柱の文様は今後差し替えられる予定で、
しばらくはアリオで、河内木綿文様の華麗なショーが楽しめそうだ。
大阪府立農芸高等学校の生徒さんが来房されました
2019年5月2日久宝寺緑地の種蒔きにHPを見て参加してくださった高校生の
皆さんが後輩とご一緒に、試験中の貴重な時間の中5月18日工房見学に来て下さいました。
丁度、工房生の教室で藍染の行程も見ていただくことも出来ました。
木綿プロジェクトと地域の文化を知り関わって行きたいと頼もしい姿勢に、とても嬉しく思いました。
当工房の活動で河内木綿についての歴史や文様の意味及び復元方法や伝承など説明いたしましたが、
皆さんとても熱心に聞いてくれ、こちらも一段と熱が入りました。
帰り、久宝寺寺内町のまちなみセンターにも立ち寄り、近藤館長様からも
寺内町と久宝寺木綿についての説明を受けることが出来てよかったです。
少しでもこれから世代を築いてくださる若い方達に日本の文化の一端をご理解いただけたらと願っています。
日本経済新聞文化欄に村西徳子氏が掲載されました
３月１４日の日本経済新聞文化欄に村西徳子氏が掲載されました。河内木綿との出会いから、現在までの流れが紹介されています。
岡村製油株式会社を訪問
創業明治25年、今年で127年を迎えるという岡村製油株式会社を訪れた。
綿実をしぼる国内唯一の工場は長瀬川沿いにあり、工場入口で水車が静かに回っていた。
水車で石臼を回し綿の種を粉砕したという創業当時をしのぶことができる風景であった。
一時間にわたる丁寧な説明をうけ、その後、工場内を案内していただいたが、
綿の実が余すところなく使われているという、綿に対する愛情を強く感じた工場見学であった。
10年近く河内木綿を栽培して、次年の種まきに使う予定以外の綿の種がどんどんたまり、
その使い道が見つからないことに悩んできた。湯がいて、石うすなどでつぶし、肥料にしたりと工夫をしてきたが、
時には、場所を取ることを邪魔にさえ思うことがあった。
ところが工場を見学して驚いた。種の周りの短い綿毛はリンターとよばれ、
クッション材や、ベンベルグ（レーヨン）、無煙火薬の材料として活用されている。
殻はコットンハルとよばれ、キノコの培地に使用されているという。
白い毛でおおわれていた綿実が、工程ごとに黒みを帯び、毛も殻も取り除かれ、
残った白い核は圧搾して綿実油を絞るというのだ。
搾りかすは肥料や飼料として使われていて余すところは無い。
綿実油はてんぷら油として良質であり、ツナ缶、鯖缶、マヨネーズ、ドレッシングなどに使われていることや、
手延べそうめんを作る過程に無くてはならないことなどはなんとか理解できた。
甘味料のキシリトールによるキシロースの製造や、
「高級二塩基酸」を開発して電解コンデンサの電解液となったり、
エポキシ樹脂に配合されて接着剤として用いたりなど、用途は新たなステージに広がっているという話は私の理解を超え、
ホ～と感嘆しながら伺った。
河内木綿がそれぞれの用途で使われた後、おしめに使われ、
最後は畑の肥料として土に梳きこまれ、捨てるところがなかったという昔の人たちの知恵と工夫は子どもたちにも伝えてきたが、
綿の種まで余すところなく使い切る技術をもった工場が河内にあり、
127年もさまざまに工夫を凝らして新しく挑戦を続けているということを今回の見学で学んだ。
綿毛に包まれたコットンボール（綿の実）の魅力にひかれた者として、
この知恵と工夫に満ちた話をもっと多くの市民や子どもたちに知ってほしい、伝えたいと思った。
春の研修会
春3月、2019年の藍染教室がスタートし、3月6日、恒例の研修会を開催しました。
染や織に関する内容でいろいろ催していますが、今回午前は八尾のお隣、柏原市の岡田染工場さんで捺染の方法を、
午後は岡村製油さんで綿の種の活用について学ばせていただきました。
型紙と染料、糊を使った染め方がいろいろありますが、岡田染工場さんでは説明後、ハンカチで捺染を体験しました。
保存会では型を自分で彫り糊置きをして藍で何回も染めますが、
捺染は型は使いますが直接染料に糊を入れたものをヘラで1回移動することで染まります。
手がけられた多くの作品を拝見し、段ボールなどにも捺染をされ、更なる世界を広げられています。
お世話になりましてありがとうございました。
「キクヤ通信」でご紹介いただきました
昨年ホームページに掲載しました、八尾市山本町南にあるジュエリーキクヤ様の暖簾について「キクヤ通信」でご紹介いただきました。
河内木綿藍染の大作が八光殿さんに飾られました。
新しい年も明け、NPO法人河内木綿藍染保存会の総会も無事に終了、
平成３１年度の事業がスタートいたしました。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年暮、八尾の葬祭会場・八光殿創立７０周年を祝う発起人様からのご依頼で、
河内木綿文様藍染の長さ１・６ｍの飾り額６点を制作いたしました。
八尾タイムズさんがその様子を新聞に掲載してくださいました。
環境フェスティバルで河内木綿藍染保存会の活動が紹介されました
去る１０月２７日と２８日八尾環境フェスティバル2018のアリオ八尾店と楽音寺にある
大阪経済法科大学で開催された催しに河内木綿藍染保存会の活動が紹介されました。
アリオでは木綿の復元に対する環境活動をパネル形式で解説、花岡キャンパスでは
オーガニックコットンと河内木綿の特長と今後の取り組みについて大正紡績株式会社の
近藤営業部長から基調講演があり、その後、当保存会の活動と取り組み方をパワーポイントを使いながら説明しました。
その後地元で綿を栽培されている方や織物を作っていられる方、
ニッポンバラタナゴ高安研究会の方による活動報告など河内木綿に関わる各分野のお話を聞く機会がありました。
八尾には河内木綿という大きな歴史的財産があり、先人達の思いを現在、未来に繋げられるようにしていけたらと思いました。
顕証寺でotaiya市イベント参加報告
１１月１８日久宝寺寺内町の顕証寺でotaiya市と言うイベント開催されました。
久宝寺茶道教室の茶道体験、秋を楽しむ茶会のブースで、八尾市の伝統文化の河内木綿文様商品を展示していただきました。
何時もとは違った静かな雰囲気の中、河内木綿藍染とのコラボで、なかなか味わい深い一日でした。
今回ご協力いただきました茶道教室にご興味のある方は下記のところにご連絡くださいませ。
美園小学校での綿体験
2018.11.21
２０１８年度の“夢のコットンロード”の締めくくりは美園小学校での綿体験です。
藍染保存会の長きにわたる会員であった故出口暢子さんから寄贈された絵巻物を使って
大和川のいまむかしを紹介することから、取り組みは始まりました。
絵巻物風に書かれた素晴らしい絵と、紙芝居のように展開する文章に子どもたちが引きつけられていくのを感じ、
読む声にも自然と熱が入りました。
綿繰りは全員が取り組み、たくさんの実綿が次々と綿と種に分けられていきました。
糸紡ぎは、綿の繊維に縒りがかかって強い糸ができるので「すごーい！」と歓声が上がります。
時間いっぱい交替しながら糸を紡ぎました。
最後は“ゴッドアイづくり”。綿の幹を使って十字形を作り、それに糸をかけていきます。
みんな夢中になって取り組んだので、時間が超過してしまいましたが、
完成したゴッドアイを見せてくれた子どもたちの表情はきらっきら。
４年生全員分の材料の準備と、糸の掛け方を伝える工夫に、例年以上に事前に手間がかかりましたが、
子どもたちの嬉しそうな表情に、全ての苦労は霧散しました。急遽参加をお願いした方を含め、１５人の皆さん
３時間の綿体験へのご協力ありがとうございました。
幼稚園での綿くり体験
二つの幼稚園で綿くり体験を行いました。
１１月８日 東山本幼稚園
めろん組２６名は初めての綿繰り。「見て！見て！ふわふわの綿が出て来たよ」と、うれしそうに綿繰り機を
まわします。「ふわふわ」「もくもく」あちこちからいろんな声が聞こえてきます。綿繰り機の向こう側を覗き
こみながら、出てくる綿を確かめ、ハンドルを回します。手前に落ちた種も一つ残らず集めて箱に入れていまし
た。
去年綿くり体験をしたあか組２１名。「これ、おぼえてるよ！」と得意げにハンドルをくるくる回します。
アッという間にカップに入れた実綿はなくなってしまい、「先生、おまけは？」経験の差がはっきりわかる子ど
もたちです。
１１月１４日 美園幼稚園
廃園最後の年、今年は綿体験するのかなと案じていましたが、声がかかり伺いました。
１５人の園児たち。「こんにちは」「こんにちは」顔を覚えてくれているのか、大きな声があちこちからかかりま
す。みんな綿くりは去年も体験しているので、とても上手です。コップに入れた綿がなくなると、子どもたちが
園庭で育てた綿を先生がどっさりと籠に入れて持ってきてくれました。子どもたちはたっぷり綿繰りを楽しむこ
とができました。
「ちいさなな畑をたがやして…」まいた綿の種が、ぐんぐん伸びて、花がぱっと開く様子を、歌いながら体で
表現するお遊戯ではみんな楽しそうに体を動かしていました。子どもたちの愛くるしい表情や様子を見ている
と訪れた私たちが癒されます。それぞれの幼稚園で楽しいひとときを過ごすことができました。
ジュエリーキクヤさんに河内木綿文様の暖簾がお目見え。
平成も今年数えるほどになりました。
大阪経済法科大学の授業の一端として、「八尾山本にあるジュエリーショップ
キクヤさんの、河内木綿文様の暖簾を作りたい」とお話をいただきました。
学生さんもいろいろ考えてくださいましたが、最終的に当方のデザインで店名にもある菊文様を入れ、先日無事納品しました。
近鉄河内山本駅に近いお店です。
店主の方も学生さんに生きた経済のアドバイスをされ、学生さんからも
「いい勉強が出来ました。」と嬉しいメールをいただきました。
ご縁を大切にしたいものです。
東大阪市の北宮小学校での綿体験
２０１８．１０．２７（土）
4年生95名のこどもたちの目が静かに出口暢穂さんの遺作となった絵巻物「大和川いまむかし」に注がれました。
この絵巻物を使って演じるのが初めての私たちは緊張しましたが、やさしい絵と文は子どもたちをぐっと引きつけてくれたようです。
その後、全員での綿繰りと糸紡ぎの体験。子どもたちが育てた白綿と茶綿を綿繰りしました。
糸紡ぎは3台の糸車の周りを囲んで、代表の子どもたちが糸を紡ぎました。
綿の繊維が引き出される不思議に、繊維に縒りをかけると強い糸に変わるのに驚きの声と歓声があがりました。
土曜日の授業参観でたくさんの保護者の方も参加され、45分間の和やかな綿体験になりました。
綿の収穫祭
2018年の収穫祭(9月23日)は数日ぶりの日差しに、日蔭が恋しく感じられるような暑さになりました。
今年は酷暑で綿の生育がよくない上に、ようやく吹き始めた綿の実に雨が降り注ぎ、
綿が収穫できるのか当日まで危ぶまれたのですが、綿摘み、綿繰り、綿打ちや糸紡ぎの他、
綿を使ったオーナメントづくりや綿の種遊びをそれぞれにたのしんでいただきました。
子どもだけでなく大人も夢中になり、工夫を凝らしたオーナメントがたくさんできあがりました。
河内木綿祭に引き続き参加くださった方もあり、綿繰りだけでなく、
糸紡ぎの技術が上達していくのを共に喜び合うこともできました。
昨年は3台の糸車に人の輪ができるほどの盛況ぶりでしたが、
今年はじっくり時間をかけて糸車を回してもらうことができました。
河内木綿を愛する50名あまりの人たちの参加で充実した収穫祭を終えました。
ご協力くださった皆さんありがとうございました。
２０１８年シルバーリーダー養成講座藍染体験
９月２１日、八尾市シルバーリーダー養成講座19人のみなさんが2班に分かれ、工房に河内木綿文様藍染体験に来られました。
河内木綿の歴史と綿から染までの一連の工程を説明、時間の関係で工房で先に糊置きをしたハンカチを藍で染める・・と、
短い時間でいろいろ体験していただきました。
中河内に残っていた大らかな河内木綿文様を藍に浸し、白いハンカチが、どんどん色が変化していく様子と、
水洗いし防染糊が落ちて現れた文様を楽しんでいただきました。帰りに書いていただいた感想文には
「こんなに手間のかかることとは思っていませんでした。物を大切に宝物にします。」等があり、
我々の活動が少しでもご理解いただけて嬉しく思いました。ご参加の皆さまありがとうございました。
八尾市シルバーリーダー養成講座は、八尾市が高齢者の知識・教養の向上を図るとともに、地域活動の実践者を養成する講座です。
河内木綿文様を使ったエコラップ作り
河内木綿文様の藍染布を使った「みつろうエコラップつくり」の催しが９月16日、八尾市本町の「cafeふらここ」で開催されました。
「環境アニメイテッドやお」主催の企画で、前半に５人、後半は４人が参加しましたが、
年齢層も広く、お子さん達には綿繰り、糸紡ぎも挑戦してもらいました。
湯煎して溶かした「みつろう」をスプーンで布にかけ、アイロンで延ばしてエコラップを作る工程は初めて見るものでした。
続いて、NPO法人梅田ミツバチプロジェクトの方からミツバチの生態についてお話をききました。
私たちも河内木綿の綿から染めまでの工程を説明し、いい経験をさせていただきました。
エコラップは野菜などの鮮度を維持するための布で、「みつろう」も藍も抗菌性が高いことから使われました。
※みつろう（蜜蝋）・・・ミツバチの巣から採れる蝋
河内木綿まつり
今年も９月１５日（土曜日）に、河内木綿まつりが行われました。
藍工房村西でもスタッフが「染め」と「織り」に分かれてワークショップを行いました。
「織り」では手織りのコースターを作ってもらいました。「染め」では河内木綿文様の型彫を体験してもらいました。
後日、自分で彫った型を使って、藍染体験もしていただきたいと思い、ご案内をすると、その場で参加者全員が参加を希望、
皆さんのやる気が伝わってきました。どちらのワークショップも根気の必要な作業でしたが、
参加の皆さんは黙々と集中して作業しておられました。
少しでも多くの方に河内木綿のことを知っていただく良い機会になったと思っています。
「河内木綿」という言葉を聞いたことがあっても、実際どこに行けば触れることができるのか分からない方も
まだだいらっしゃると思います。河内エリア全体で紹介できるこの「河内木綿まつり」は絶好の機会。
工房スタッフもそれぞれ忙しい中、準備をしてきました。参加者の皆さんとお話しできて、楽しいひと時を過ごすことができました。
足を運んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
この催しも１０回目。他にも八尾市のあちこちで河内木綿にかかわるイベントが行われ、たくさんの方々が参加されました。
留学生が藍染体験
7月１８日、マリアさん（スペイン）とジュリウスさん（スロバキア）の二人が、藍染体験のため工房を訪れました。
二人は夏休みの短期留学で八尾にきています。
マリアさんは菊花葉付牡丹、ジュリウスさんは菱鶴文様のバンダナを藍染し、河内木綿文様と藍の色の変化を見てもらいました。
綿繰にも挑戦、合間に保存会の活動も紹介し、日本の文化のすばらしさに触れたと大変喜んでいました。
いい思い出が出来たでしょうか？
情報誌「かわちの風」に掲載していただきました
6月の村西徳子ジャパンブルーの世界、7月の與兵衛桃林堂うちわ展にはお陰様で多くのお客様においでいただき、盛況のうちに無事終了いたしました。
ありがとうございました。
この度、河内木綿藍染保存会の活動について、八尾市の環境情報マガジン6月号に続き、7月号でご紹介いただきました。
駅や各機関などに置いておられ八尾の情報満載です。是非お手に取ってご覧ください。
桃林堂うちわ展開催します
恒例の八尾・與兵衛桃林堂うちわ展を、７月３日（火）～７月８日（日）１１：００～１７：００開催いたします。
今年で早１０回目。新しい方達の作品も含め、型彫り・糊置き・藍染をして京都で仕立てたうちわが勢ぞろいして、
八尾の夏を飾ります。
是非、お運びくださいませ。
“夢のコットンロードin佐堂”で2018年度の綿づくり始まる
2018年6月14日の梅雨の晴れ間、美園小学校4年生98名と一緒に綿の地植えを行いました。
集まった大人たちは8グループ１８人と市民ボランティア2人。
1ヶ月かけて久宝寺緑地公園事務所で育てられた今年の綿の苗は少し小ぶりでした。
子どもたちは苗をポットからそおっと抜いて、畝の穴に入れ、周りの土を集めて、茎の周りをしっかり押さえていました。
一人二株ずつ１９６株をあっという間に植え終わりました。今年は、コットンロードに５６１株の綿の苗を植えつけました。
いよいよ9年目の綿づくりが始まりました。
今後は毎月第一週の木曜日（7/5・8/2・9/6・10/4・11/1）に朝９時から「コットンロードin佐堂」に集まって作業をします。
支柱立て・摘芯・追肥・草取り・綿摘みと作業はたくさんあります。是非お手伝いください。
美園小学校の子どもたちは9月6日に綿の収穫を予定しています。
船場盛進堂さんに河内木綿文様コーナーが出来ました
工房では河内木綿文様を昔からの方法で型彫り、糊置き、藍染の工程で作品を作っていますが、
型紙は反物巾と手作業で染められ数も限られる為、船場に本社がある松尾捺染株式会社様に、
広幅や染める長さなどいろいろ対応いただき、文様を染めていただいています。
昔、防空壕として使われていられた地下に河内木綿文様コーナーを作っていただきました。
とてもお洒落な設えで、河内木綿文様以外にも色、柄も豊富で素敵な文様もたくさん置いていられます。
船場に行かれる時、是非一度お立ち寄りください。
藍染作品展が終わって
八尾市のプリズムホールで開催された「村西徳子 ジャパンブルーの世界 河内木綿 文様と藍染の美 Ⅱ」では、
オープニングで理事長挨拶につづいて田中・八尾市長の祝辞、河内長野市ふるさと歴史学習館学芸員の方による
河内地方に残っていた型紙のお話。ご来場の皆様にも河内木綿に係るお話をしていただき盛況のうちに終了しました。
当工房創始者、村西徳子氏が４０年以上河内木綿文様の復元に携わってきた中で、南河内の栗岡家に残っていた古い型紙から
染型に復刻した130点の藍染をご覧いただきましたが、今回、鈴鹿市白子の伊勢型紙の職人さんと、徳島の藍の灰汁建てを
されていれる藍士ご夫妻のご協力のもと、日本の伝統工芸を繋いだ作品展が出来ましたことが、何よりの事と思っております。
３日間で延べ３３６名の方がご来場され、さらに搬入と搬出には、大阪経済法科大学河内木綿プロジェクトの先生を始め、
多くの学生さん達にもお手伝いいただきました。
皆さま本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
河内木綿藍染文様とスイスホテル南海大阪
４月中旬、かねて読売新聞にご紹介いただいていた、大阪・なんばのスイスホテル南海大阪へ、
海外のご宿泊用観光客室フロアのエレベーターと客室ドアを拝見しに伺いました。
河内木綿文様を活かしたデザインと聞いていましたが、
藍色の地にグレーのシャープな菱藤の文様がとても落ち着いた雰囲気を漂わせていました。
型紙を彫り、糊置き、藍染をして身近にみている布地の文様とは、
まったく違った趣きで、とてもいい勉強が出来ました。
ありがとうございました
2018年の種まき
ゴールデンウイーク後半初日の5月3日、2018年のコットンロードの綿づくりがはじまりました。
雨を心配し、八尾土木では屋根のある場所での種まきも考えてくださいましたが、
杞憂に。
観光ボランティアガイドの会、町なみセンター、観光協会、ＦＭちゃおと藍染保存会、さらに市民ボランティアの方を含め25名の参加。
昨年に続き、大阪KESに参加している企業の方が育てた綿を持ってきてくださいました。
河内木綿の栽培に取り組む仲間が増えることはうれしい限りです。
ポットの土入れは手際よく終わり、水に浸した種を一粒ずつポットに2064粒撒きました。
綿の苗は昨年より少し広く地植えし、綿に日光が十分当たるようにしてみよう考えています。
6月の地植えまで、公園管理事務所で苗を育てていただきます。
大きく育て綿の種！！
読売新聞１月２６日（金）朝刊に保存会が紹介されました。
２０１８年の活動開始です。
本年もよろしくお願い申し上げます。
読売新聞１月２６日（金）朝刊に保存会が紹介されました。
併せて記事の中にある講座生も募集いたします。
来月説明会を開催いたしますので関心のある方はご連絡ください。
連絡先
NPO法人河内木綿藍染保存会（藍工房 村西）
八尾市末広町1－10－10
FAX 072－923－1589
E-mail info@kawachimomen.com
2017年“コットンロードin佐堂”の締めくくり
美園小での綿体験とリース作り
2017年6月苗の植え付け、10月綿の収穫を体験した美園小学校4年生79人と、
藍染保存会・観光ボランティアガイドなど大人11人（今回は参加が少なくなりましたが）が
11月21日(火)美園小学校体育館に集まり、今年の活動の締めくくりとなる綿体験とリース作りに取り組みました。
説明を聞いた子供たちはグループに分かれ、綿繰り、糸つむぎ、
リース作りを全員が体験しました。
綿が綺麗に繰れたら歓声が上がり、じんきから糸が引き出されていくのにみんなの目が集中しました。
一時間後には、それぞれグループ毎に工夫を凝らしたかわいいリースが４つ出来上がりました。
ビニール袋いっぱいに入った種や、自分たちが紡いだ糸を満足気に手にする子供たちを見ると、
充実した気分に私たちも浸ることができました。
今、コットンロードin佐堂は、自然環境八尾さんの手で菜種が植えられています。
3月には黄色い花が私たちの目を楽しませてくれることでしょう。
綿づくりにご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。
来年も、よろしくお願いいたします。
2017年シルバーリーダー養成講座を開催しました。
八尾市のシルバ―リーダーの方達が八尾の文化を知る一貫として、10月20日、河内木綿藍染保存会に午前10名・午後7名が訪れました。
河内木綿の歴史と保存会の活動の解説、さらにハンカチの藍染を体験していただき喜んでいただきました。
第9回河内木綿まつり
明けて21日は八尾市歴史民俗資料館主催の河内木綿まつりに協賛して、
藍工房 村西に於いて染座の方はＡ4サイズのバインダー制作、織座ではーブルセンター制作を体験していただきました。
今回は丹後半島の民族資料館でこの催しを知られた京都の方や奈良から駆けつけてくださった方達もおられ、是非来年も参加したいのでお知らせくださいと嬉しい言葉をいただきました。
ご参加の皆様ありがとうございました。
平成29年度河内木綿まつり
今年も八尾市歴史民俗資料館の河内木綿まつりに協賛して10月21日（土）に当工房でも開催いたします。
河内木綿文様のバインダーをカルトナージュで制作したり、卓上機でテーブルセンターの機織りを体験しませんか。
河内木綿のわた繰り、糸紡ぎなども体験できます。
パンフレットご高覧の上、先着順ですので是非奮ってご参加ください。
インターネットかＦＡＸでお名前、連絡先、ご希望の内容（織かバインダー）をご記入の上お送りください。
〇染【河内木綿文様のバインダー作り（Ａ4サイズ）】定員8名（要申込）
受講料：￥2,000（材料費別途￥500）10：00～14：00
〇織【手織りの花瓶敷きorコースター】定員：各４名（要申込）
受講料：￥1,000～￥1,800 ① 9：30～12：00 ② 13：30～16：00
申込締め切り１０月１６日（月）
〇わた繰りと糸紡ぎ体験 ※時間内随時・無料
わたの収穫祭in佐堂(2017年 9月23日)
心配していたお天気も綿を収穫するには絶好の日和なり、大変多くのお客様にご参加いただきました。
今年は年代層も広く今年ご自宅で育てた綿を持ってこられる方や、遠く箕面から駆けつて下さったご家族もおられました。
スタッフの説明後、「わた摘み」、「わた繰り」、「わた打ち」、糸紡ぎなどにも挑戦 。
他に「わたの種 」を何段積み上げれるかの競争やわたの枝を使ったゴッドアイ制作など、思い思いの内容を楽しんでただきました。
その様子は下写真でどうぞ。
参加の方から感想です。
『今回の参加によって、単なる栽培だけでなく、地元みなさまの保全活動や伝統文化の背景まで垣間見る良い機会となりました。
モノが溢れる今日、手作業ならではの手間と製品になるまで大変さを改めて
実感させていただきました。』
『綿の収穫に参加し、綿のふわっとした温かさを感じ河内木綿への愛着心が芽生えました。』
藍染体験講習会
8月末、八尾退職女性教職員の会7名の方々が当工房に来てくださり、昔ながらの糊置き・藍染でストール・コースター・テーブルセンター
など藍染の時間を楽しんいただきました。
感想：のりづけから染色と楽しい時間を過ごしました。やは空気に触れて色が藍になっていくところがドキドキ感がありました。
工房の方から脈々と受け継いで型を掘り起こすという貴重な話をきかせて頂き100年続けられることを願います。すてきな経験させて頂き有難うございました。
感想：有難うございました。初めての経験で楽しい時間を過ごせました。自分で作ったものを使えることがすごくうれしいです。
河内木綿の伝統を守っていってください。
久宝寺内町燈路まつり
河内音頭ギネス認定がされた翌日、開催された燈路まつりに協賛して昨年に引き続き寺内町にある「隣角堂」で工房生の「タペストリー展」
とワークショップをしました。
タペストリーと云う同じ材料で各々彫った河内木綿文様をどう活かすかいい勉強になります。
宣伝不足で余り多くのお客様にご覧いただけなかったのは残念でしたが、今後の課題です。
永畑幼稚園で親子藍染体験
先日八尾市立永畑幼稚園で恒例の親子藍染体験が開催されました。
以前から年少組さん・年長組さんと保護者のみなさんに「河内木綿ついて」と、「文様について」の話と年少組さんは
先生方が彫られた型で糊置き、年長組さんは運動会に着るランニグを藍で染めるをされていられます。
今後、公立の幼稚園は統合されますので来年は分かりませんんが、可愛い園児さん達とクイズ形式で地元の文化を紹介したり
藍染の服をスタッフが着ていきますと「あっ 藍染だ」って声をかけられます。
園長先生始め先生方のご努力、お添えの賜物です。
ありがとうございました。
燈路まつり
８月もあと少し。いよいよ秋の行事が目白押しの季節になります。
その先駆けとして９月１０日の久宝寺寺内町で実施される
「燈路まつり」に昨年に続き、河内木綿文様の「タペストリー展」を
開催いたします。
是非ご高覧ください。
場所： 隣角堂
時間 ＡＭ１１：００～ＰＭ１６：００
http://kyu-machinami.or.jp/centre
お知らせ
今年の河内木綿まつりは
１０月２１日（土）・２２日（日）に開催されますが
当工房は１０月２１日に参加します。
詳細はまたＨＰに掲載させていただきますので、よろしくお願い致します。
あつーい日差しに綿はすくすく。
8月3日は定例のコットンロードの活動日でした。
周辺の草が綿の丈を追い越さんばかりの勢いでしたが、７月末の「じいじの会」（府の土木事務所OBの方々のボランティア）の草刈りのおかげで畑はすっきり。
綿は1メートル近く伸びた畝もありますが、今年の成長はやや遅く、60センチほどの丈。
今回は、草取り、摘心、支柱と茎を麻ひもで結ぶ、油粕をまく、散水ホースの点検が主な作業になりました。
枯れ草を堆肥にしようと、米ぬかも用意しましたが、残念ながら作業の手が足らなかったのでので、次回に。
今回は参加が少なく、観光ボランティアガイドの会、町なみセンター、市民ボランティア、藍染保存会の1４人が汗を流しました。
その様子をいつものようにFMちゃおさんが取材してくれました。
次回コットンロードは9月7日（木）9時からの予定です。
暑い中での作業ですが、多くの方の参加をお待ちしています。
9月23日（土）は収穫祭です。親子で楽しんでほしいと思っています。
詳細はまたお知らせします。
「第九回與兵衛桃林堂うちわ展」より
今年のうちわ展は7月4日から9日まで開催し、多くのお客様にご来場いただき盛況のうち無事終了いたしました。
今回は河内木綿文様の復元と、染物が出来るまでの工程もパネル展示をもとにお話しして、活動の内容を説明することができました。
今後も機会を設け、ご興味を持っていただけたらと思っております。
ご来場の皆様ありがとうございました。
コットンロードin佐堂で、２０１７年度の綿づくり始まる
2017年6月1日、晴天に恵まれたコットンロードは、美園小学校４年生７８名が登場すると、一気に彩りが鮮やかになり、子どもたちを待ち構えていた２６名の大人たちも活気づきました。
綿の苗は久宝寺緑地公園事務所で種まきから一ヶ月育てていただきました。
子どもたちは綿の苗249本を南エリアにあっという間に植え終わり、元気に挨拶をして学校へ帰っていきました。
その後、中エリアに304本、北エリアに113本を地植えし、あとはたっぷり水やり。
8年目の綿づくりがいよいよ始まりました。今年は暑さが厳しいようですから、水やり当番の責任を重く感じます。
中エリア・北エリアにも地植えしました。
併せて660本。
●今後のコットンロード●
毎月第1週の木曜日（7/6、8/3、9/7）9：00から作業します。
支柱立て、摘芯、追肥、草引き、綿摘みと作業はたくさんあります。どなたでも結構です。お手伝いください。
美園小学校の子どもたちは10月6日（金）に綿の収穫を予定しています。
ふるさと納税で藍型染体験
5月29日八尾市の「ふるさと納税で河内木綿文様藍型染体験講習会」に申し込まれた方5名で
ストールに河内木綿文様を糊置き藍染を楽しんでいただきました。
幕末から明治の柄ですが古きを訪ね新しきを知るで、ご参加いただきました皆さま喜んでくださいました。
2017年の河内木綿種蒔き
前回お知らせしました種蒔きを、ゴールデンウイークの最中5月3日（水・祝）に行いました。
久宝寺緑地で一般の方、八尾観光ボランティアの方々ご協力のもと、保存会のスタッフも含め総勢25名で2500ポットにしました。
何年も関わって下さる方も多く、様子もお分かりなのでとても手早く作業も進み、1時間足らずで予定の数が終わりました。
これから毎日の水やりで本葉が出ると、いよいよ地植えです。
今年はどれだけ多く綿が収穫出来るか楽しみです。
樟蔭学園で河内木綿の伝承と復元についてお話をしてきました
4月22日、以前ＮＨＫＴＶで放映された「のこしたい関西」で当NPO法人河内木綿藍染保存会の活動をご覧いただいた樟蔭学園中学校から講演をとのお話を頂きました。
綿から糸へ、糸から布へ、そして河内地方に残る古布から復元した河内木綿文様を染めるまでのお話をしてきました。
若い方達に少しでも地方に残された遺産を知ってもらい技を繋げていけたらと願っています。
八尾市のふるさと納税の商品になりました
今年「がんばれ八尾応援寄付金」に、河内木綿文様の浴衣と手拭セット及び河内木綿文様藍染の体験講習会を入れていただきました。
八尾は河内音頭で有名ですが、踊られるとき、普通より長めの手拭を手に、河内木綿文様の浴衣ってお洒落じゃありませんか？
今年の柄は蝶熨斗文と牡丹踊り唐草ですが、順次柄は増やしていく予定です。乞うご期待！！
そして、もうひとつの体験講習会は、布にのせた型紙に糊置きして防染、何度か藍に浸して昔からの方法で染色をします。
お友達でオリジナルな作品にチャレンジ出来ますよ。
大阪城で河内木綿文様の商品がお求めになれます
昨年から大阪城にある伝統産業商品コーナーに河内木綿文様のストール、手拭、バンダナを置いて頂けるようになり、お客様に好評をいただいております。
大阪城に行かれた折には、是非一度ご覧になってください。
2017年綿の種まき
来る5月3日（水・祝）今年も河内木綿の綿の種まきを、
久宝寺緑地 管理事務所でＡＭ9：00から行います。
是非ご参加ください。
お待ちしています。
2017 河内木綿塾塾生募集
河内木綿藍染保存会は永年河内木綿文様を複元・伝承を目的に藍型染め講座を開催しています。
又、河内地方で受け継がれてきた和棉を栽培し、棉から糸へ糸から布へと、河内木綿伝承の世界に歩みを進めています。
１ 期間 ３月～１０月
２ 稽古日 月２回 第2・4木曜日か金曜日
10：00～16：00
３ 月謝 初級入門（全日ｘ１） ￥5,500
追加受講料 1日￥2,200（都度）
前期 3月～６月 前納（￥22,000）
後期 ７月～１０月 前納（￥22,000）
４ 内容 型彫・糊置き・藍型染
藍建法・河内木綿史
棉繰り・糸紡ぎ
５ 講師 梅村 保子 ・ 原田 やよい
６ 他に 八尾市文化芸術芸能祭・全国民芸公募展に出展。
入塾にあたり説明会をいたします。
説明会日時 ２月１７日（金）１３：００～１４：００
募集人数各２名
ご希望の方は下記にご連絡ください。
連絡先
NPO法人河内木綿藍染保存会（藍工房 村西）
八尾市末広町1－10－10
FAX 072－923－1589
E-mail info@kawachimomen.com
2017 花咲かそ 夢咲かそ 八尾 綿の花
～夢のコットンロードin 佐堂～
「河内木綿藍染保存会」では八尾の伝統文化である河内木綿の復元と伝承に取り組んでいます。
2010年からは市民団体のご協力を得て、「夢のコットンロードin佐堂」で綿の栽培も続けています。
種まきから収穫まで、さらに、綿から糸へ、糸から布へと、
ドラマは一粒の種から始まります。
〇河内木綿の綿の種をお分けします。
河内木綿藍染保存会では、有機栽培で育てた綿の種を希望者にお分けします。
ご希望の方は下記連絡先へご連絡ください。
種まきは八十八夜頃が適しています。
〇コットンロードの種まき…5月3日
9：00～11：00 久宝寺緑地管理事務所にて
現地で綿の種もお配りします。
〇毎月第1木曜日は綿づくりの日です。
綿づくりを体験したい方は、大阪中央環状線佐堂交差点にある綿畑においでください。
6月1日（木）苗の地植え 9：00～10：00
7月6日（木）支柱立て・摘芯 9：00～10：00
8月3日（木）摘芯・追肥 9：00～10：00
9月7日（木）収穫 9：00～10：00
9月23日（土）「河内木綿の収穫祭」 10：00～12：00
コットンロードでの綿づくりに参加してくださった方は、
綿繰り・糸紡ぎが無料で体験できます。
連絡先
NPO法人河内木綿藍染保存会（藍工房 村西）
八尾市末広町1－10－10
電話 072－993－1246
FAX 072－923－1589
E-mail info@kawachimomen.com
綿体験とリース作りで２０１６年を締めくくり
今年で６年目になる美園小学校４年生との綿づくり。
“夢のコットンロードin佐堂”で、６月２日に綿を植え付け、１０月６日に綿を収穫し、
１１月１５日に綿体験とリース作りを行いました。
４年生７５人が、綿繰り、糸つむぎ、リース作りをグループに分かれて次々と巡っていき、全員が全てを体験するので、体育館は歓声に包まれ、にぎやかに盛り上がりました。最後に、工夫を凝らしたリースが各クラス２つずつ出来上がりました。
2016わたの収穫祭
空模様が気になり、雲の動きを眺めながらの収穫祭の幕開けでしたが、外で活動するには凌ぎやすい一日になりました。
市民の参加は数人と、例年に比べ少なかったのですが、今年は和歌山から「きのくに国際高等専修学校」の若者たちが13名と引率の先生が参加し、収穫祭を盛り上げてくれました。
綿繰りをして、綿弓で綿を打ち、じんきを作って、糸を紡ぐという一連の作業を1時間以上やったのですが、ほぼ全員がずっと手を動かし続けているのには驚きました。
さすがホームページから河内木綿藍染保存会を探し出し、糸が紡ぎたいと八尾まで遠路はるばるやってきた人たちだとその熱心さに感心させられました。
たくさんの河内木綿の種をお土産に手渡したのですが、来年は和歌山の地で河内木綿が吹く光景を見せてほしいものです。
8月末から摘み始めた綿の実ですが、今年は少なくまだ8キロほどの収穫です。この後、好天に恵まれることを願っています。
7年目の種まき
八十八夜にあたる5月1日に7年目がスタートしました。
挨拶が始まると同時に、久宝寺まちなみセンターの呼びかけで参加された14名の皆さんが登場され，会場がどよめきました。心強い仲間が増えました。
NPO法人藍染保存会副理事より、毎年度の皆様の綿に対する温かい愛情と
御尽力への感謝と、今年度もご協力のお願いをこめた挨拶がありました。
昨年度、佐堂交差点コットンロードの畑では15.2キロの綿の収穫を報告。今年度は河内木綿の栽培を希望する方が増え蒔く種が増えました。
参加者の自己紹介、観光ボランティアガイドの会5名、昨年度に続いて参加の市民ボランティアさん、ホームページを見て新たに参加された方もあり、2016年度は、綿好きさん31名集合でスタートしました。心わくわくの7年目です。
作業も、たくさんの方々の応援で、スムーズに一時間ほどで終えました。皆さんありがとうございました。
●次回作業のお知らせとお願い
5月8日現在、双葉が3センチほど伸び、植え付けを待っています。
５月２６日（木曜日）
午前９時から１１時ぐらいまで
佐堂東交差点コットンロードで畝づくり
６月２日（木曜日）
午前９時から１１時ぐらいまで
佐堂東交差点コットンロードで植え付け
途中からのボランティアも歓迎です。ご参加お待ちしています。
TEL 072-923-1246 FAX 072-923-1589
E-mail info@kawachimomen.com
活動報告
以前ご案内いたしました河内木綿藍染保存会の秋の行事もお蔭さまで無事終了いたしました。
ご報告がてら写真で振り返ってみたいと思います。
河内木綿まつり ９月１９日(土)
型彫りと卓織りの二手に分かれ作品作りを楽しんでいただき、彫った型は後日コースターに染め上がり、大変好評でした。
河内木綿収穫祭 ９月２３日（水）
お天気に恵まれ田中市長を始め午前・午後とご参加くださった４８名の皆さまに綿の収穫・綿繰り・糸紡ぎなどを体験していただきました。
２０１５年 ６年目のコットンロードの幕あけです
佐堂東交差点の畑の周りに繁った草を刈りとって堆肥にし、又、この５年で私達の所に集まった綿の種をつぶし、実の滓（かす）として畑の土に返して、文字通り循環型の畑の第一歩となりました。
５月２１日（木）９：００に畑の畝づくりを行います。
皆さんひとりひとりの手仕事で綿の苗が育つ力を後押しし、今年の夏も美しい花を、秋には綿の実を たくさん見ることができますように。
多くの方が綿の畑を見て興味を持ち、コットンロードに参加されますように。
綿の苗はどんな時にも凜として 時々の命の姿を私達の目に残してくれるでしょう。楽しみです。
そして今回４月２２日ＮＨＫ「ニュースほっと関西」の中の「残したいかんさい」で紹介された「河内木綿」をご覧になられた方々もご参加くださり、種まきをお手伝いしてくださいました。ありがとうございました。
大阪経済法科大学の学生さんの講習会(NHK「残したい関西」で紹介されます)
3月17日(火)、工房には大勢の来客がありました。
まず、ＮＨＫの記者がカメラ持参で訪問。村西先生のインタビュー・工房内での作業風景を取材撮影されました。そこへ大阪経済法科大学の先生と6人の学生さんが訪れ、河内木綿を通じての起業を学ぶため、伝統柄の熨斗と、同大学のため特注した「水玉に揚羽蝶と麻の葉」柄のハンカチ染めに挑戦しました。さらに、大学の依頼で、作業のビデオ撮影班の方達が来られ、狭い工房内はカメラやらパソコンやら、大勢の若人やらが入り乱れて大騒ぎとなりました。
しかし、取材もハンカチ制作もつつがなく終了。河内木綿の存在感を示すＰＲの良い機会となりました。
ＮＨＫの番組は4月22日(水) 午後６時１０分から７時まで綜合テレビ「ニュースほっと関西」の中でコーナー「残したい関西」で紹介していただきます。是非、ご覧ください。
「ハッピーアース・デイ大阪2015」報告
今年も、３月１５日（日）に久宝寺緑地でハッピーアース・デイ大阪が開催され、参加してきました。
心配していた空模様は、初めはなんとか降らずにすんでいましたが、後半はやはり雨となりました。
我らの機織り機は、コースターつくりに大忙し。
子供大人問わずに毎回好評で、参加者１０人はみんな夢中で、出来立ての作品を大切に持って帰っていただきました。
その横では，綿繰り機3台と糸紡ぎ機もフル回転でした。
収穫した綿が、布になるという工程を、皆さん「はぁ？」「ひぃー！」「ふーん」「へぇ」「ほぉ……」と、
頷いたり目を丸くしながら納得されました。
私達も、そんな姿を見て、楽しみ、勇気づけられました。
参加の皆様ありがとうございました。
２０１５年 夢のコットンロード イン 佐堂
第一回 種蒔きのお知らせ
今年で６年目を迎える棉つくりイベントです。年間５月から１１月の綿の収穫まで棉の苗の見守りをおこなっていきます。
興味のある方は、どうぞご参加ください。
一回目は、土曜日ですが、６月からは、第一木曜日の９時～１１時が活動日です。
●日時 ５月２日(土) ９時～１１時
●場所 久宝寺緑地公園事務所 (６月からは近くの、佐堂交差点内の畑に、植えつけのため場所がかわります。)
不明なことがあればNPO法人河内木綿藍染保存会にお尋ねください。
０７２―９２３－１２４６
「のれんの街」河内木綿暖簾展
のれんの街 八尾 河内木綿のふるさと
八尾にある老舗の店頭を、伝統の河内木綿文様ののれんで飾り、町おこしの一環として、平成２３年からこの活動始めました。
これまでにのれんが上がったのは、八尾市役所・八尾文化協会・大阪シティ信用金庫・与兵衛桃林堂（和菓子店）・山徳（割烹料亭）そしてやおもくです。
今回はやおもくののれんをご紹介いたします。
【やおもく】河内木綿藍染保存会で河内木綿文様の暖簾をお逮夜の日にあたる毎月11日・27日とその前日10日・26日に飾り町なかギャラリーとし八尾の郷土文化を市内外へアピールする活動。
戦後まもなく木工所としてスタートし、2014年、創業68周年目となり大阪府八尾市内に小売業として本館と専門館を3店舗運営しております。
30年程さかのぼると、現在本館となっている店舗には未だ工作機械が並び、地域のお客様から、婚礼家具や住居の造作家具などを注文いただき、木工職人が1点1点手作業を中心に製作し、納めていました。
家具ニーズの高まりとともに、私たちは全国各地の家具産地からお客様のご要望に応じて仕入れを行い、販売するといったカタチに事業を転換し、豊富な品揃えを強みに事業を拡大してまいりました。
時代は流れ、暮らしは本当に豊かなものになりました。国内外を問わず、家具は大量に生産され価格優先の価値観に基づき、隅々まで行き渡りました。
量を求める時代から、質を追求する時代へと転換し、私たちが提案すべきことも変わりつつあります。
これから私たちがすべきことは、私たちが提案する「モノ」「コト」を通じ、人々の暮らしをより快適に、より大切にすることです。そのために、「従来の家具販売店」のジャンルを超え、質の高い商品と専門的な知識で、長く使え愛着の持てる住空間づくりを目指します。
【作品】河内木綿文様『宝尽』のれん ｗ1100×ｈ2200
「瑞祥（縁起もの）」を集めた、巾着、打出の小槌、蔵の鍵、七宝、宝珠などこの上ない吉祥を求める文様。笠、蓑は旅を表しており、庶民の富貴と余裕への渇望とも言える。
【主催】NPO法人河内木綿保存会
【後援】八尾市／ＮPO法人やお文化協会
150名の参加で、美園小学校・親子「わた体験」
１月３１日（土）は、今年度の「コットンロードin佐堂」の締めくくりの美園小学校での「わた体験」授業。この日は土曜スクールということで、保護者の方もたくさん参加されていました。
一年間の棉づくりを振り返った後、綿繰り、糸紡ぎ、ミニ織り機を使った機織りなどのわた体験を行いました。
綿繰機９台、糸紡ぎ機３台、ミニ織り機９台に９２人の子ども達は一斉に分かれて作業開始。
綿繰りはいつでも子ども達が夢中で取り組みます。用意した綿があっという間に綿と種に分けられて行きました。
自分で繰った棉の種は育て方を書いた紙と一緒に袋に入れてお土産に。
糸紡ぎは、綿から細い繊維が紡ぎ出されていく様子にみんなの視線が集まりました。
撚りをかけるときに、糸が切れてしまい、なかなか糸は紡げません。糸紡ぎ機を３台用意したのですが周りに人だかりができました。
モニュメント、綿花、リースと毎年工夫をしてきたわたの作品作りですが、４年目となる今年は機織りに挑戦。
ミニ織り機を使って、コースターを織ろうと予定したのですが、残念ながら時間内には完成しませんでした。
この日、子どもたちは朝から木綿のハンカチの藍染にも挑戦したようで、河内木綿にたっぷり触れる半日に満足げな様子でした。私たちも目が回るような一時間でしたが、よかった、子ども達と一緒に過ごせて楽しかったという参加者の声を聞き、疲れを忘れることができました。
完成しきれなかった機織りが気がかりだったので、先生に伺うと、次の週には休み時間を使って続きを織ってくれたそうで、仕上がりを見るのが楽しみです。
「コットンロードin佐堂」の河内木綿の栽培からイベントまで、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
また、種まきから始まる次年度もよろしくお願い致します。
花咲かそ 夢咲かそ 八尾棉の花
2015年度河内木綿塾塾生募集
河内木綿藍染保存会は永年河内木綿文様を復元・伝承を目的に藍型染講座を
開催しています。
又、河内地方で受け継がれてきた和棉を栽培し、棉から糸へ糸から布へと
河内木綿伝承の世界に歩みを進めています。
●期間 ３月～１０月
●稽古日 月２回 第１・３木曜日 10:00～16:00
●月謝 初級入門（全日×１）￥5,500
追加受講料 １日 ￥2,200（都度）
前期 ３月～６月 前納（￥22,000）
後期 ７月～１０月 前納（￥22,000）
●内容 型彫・糊置き・藍染
藍建法・河内木綿史
綿繰り・糸紡ぎ（織座）
※毎年八尾市文化芸術芸能祭・全国民芸公募展に出展
春・秋に研修旅行などがあります。
●講師 村西徳子
助手 原田やよい
●募集人数 ３名（先着順）
●お申込み ２月２４日（火）まで
●連絡先 〒581-0001八尾市末広町1-10-10
ＮＰＯ法人 河内木綿藍染保存会
TEL 072-923-1246 FAX 072-923-1589
E-mail info@kawachimomen.com
大阪経済法科大学学園祭
１１月９日（日）花岡キャンパスの「ガレリア」１階で行われた藍染のワークショップに藍染保存会からも参加協力しました。朝からあいにくの雨。藍染に必要な空気酸化が進むのか案じられたのですが、浸染時間や、回数などに工夫し、お客さんに喜んでもらえる染め上がりとなりました。
この日までに、学生たちは「製品開発論」の一環として、伝統的な藍型染めの技術を現代の製品づくりにどう生かすかを学び、８月には当藍染工房で製品のコースターづくりにも挑戦しました。学生たちが発想し、藍染保存会が作成に協力したデザインは東大阪の松尾捺染さんの手で布に染め上がり、当日ネクタイや帽子としてお披露目されました。
開店早々来られた八尾市長が早速のお買い上げ。幸先の良い売り上げに学生たちの緊張も少しゆるんだようでした。
ネクタイと同じデザインの布は上田安子服飾専門学校の学生たちの若い感覚で帽子やバックなどに生かされ、今後の商品開発の参考にするため、展示コーナーではアンケートが行なわれていました。
大阪タカシマヤ催事に参加しました
去る１１月５日（水）～１１月１０日（月）大阪らしさが詰まったライフスタイ
ルを紹介する「大阪スタイリングエキスポ2014」に出店する機会を得て河内木綿
をアピールしてきました。
１１月７日（金）に読売テレビ情報番組「ｔｅｎ」で村西理事長と当工房が放映
された関係で「河内木綿」に興味を持たれた方達や、探し求めておられた方達が
来てくださり、嬉しい言葉をかけてくださいました。
又、松尾捺染株式会社様と木田織物様との新しい開発商品もありご好評いただき
ました。（リバーシブルトート・酒袋のバック・漉し布を使ったストール）
慣れないデパートでの催しもの参加でしたが、みなさまに元気をいただきまし
た。ありがとうございました。
藍染保存会理事長村西徳子が読売テレビ「ｔｅｎ」で紹介されます
来る１１月７日(金)PM4:47から放映されます「ｔｅｎ」の中で、工房村西・藍染行程と
１１月５日(水)から１１日(月)まで難波高島屋で開催中の「Best Buy OSAKA」に「河内木綿文様作品」を出展した様子など含め河内木綿文様の復元、伝承に長年携わってきた歴史をご覧いただけます。
「わたの収穫祭」を開催
9月23日（火・祝）、“夢のコットンロードｉｎ佐堂”で、昨年に引き続き“わたの収穫祭”を開催。総勢５０名ほどの参加がありました。
当日は晴天に恵まれ、５月３日からの種まきから始まった今年１年の棉づくりを振り返ったあと、参加者は畑を南から北へと移動しながら綿つみを行いました。
取れた棉の種は、すぐに天日干しに。
その後の棉繰りと糸紡ぎのワークショップでは、子供から大人まで夢中になっていました。
今年収穫し綿くりをした綿の種は、棉の育て方の説明と一緒に袋に入れ、お土産に。
最後に、家族やお友達にこの体験で学んだことを伝えてほしいと話して、コットンロードｉｎ佐堂の今年の“わたの収穫祭”を無事終了しました。
八尾市観光ボランティアガイドの会の方々をはじめ、全てのご参加の皆様、ご協力いただきありがとうございました。
また来年もお仲間を誘って、ぜひご参加ください。
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「河内木綿まつり」を開催
9月20日（土）に開催された河内木綿まつりにて、藍染保存会では「織り体験」「型彫り体験」「綿くり」「糸紡ぎ」を実施し、たくさんの方に参加・見学をしていただきました。
初めて型彫りをされる方は、細かい作業で苦労されることもありましたが、河内木綿柄を自分の手で作り上げていることに喜びを感じられたようでした。また自分で彫った型で後日染め体験をするのが楽しみとのことでした。織り体験には、小中学生のお子様も参加してくださり、河内木綿縞を織る作業に夢中になっていました。織り上げた縞柄はとても美しく、皆様どこに飾るかを想像しながらお持ち帰りになりました。
また、綿から種を出す綿くりや、綿を糸にする糸紡ぎにもたくさんの方が参加していただき、特に小さいお子様は綿くりを楽しんでおられる様子が見られました。
この小さな体験が、河内木綿への大きな関心へつながることを願っています。
「夢のコットンロード」に横断幕完成
藍染保存会は9月4日（木）コットンロードでの草刈・棉摘みの作業を終えた後、完成したばかりの横断幕を披露しました。
参加者は5年間の河内木綿づくりの労苦や喜びを振り返った後、中央環状線のフェンスに幕を設置しました。
藍染保存会では、コットンロードin佐堂で河内木綿づくりを始めて5年目の今年、河内木綿を育てていることをもっと市民に知ってほしいと、「環境アニメイティッドやお」から交付された環境活動支援金を活用し、横断幕の作成を計画しました。
当日、代表の村西徳子氏から「夢の綿」と題する詩が参加者に感謝をこめて配られました。
夢の綿
ほわぁーと温かい
太陽の匂いがする
春に播いた種
過酷の夏を生き抜いて
今迎える毛吹きの刻
はじけた綿は真っ白
掌にやさしい
次の年の種を内に包んで
藍染体験
8月20日河内木綿伝承と復元を体験するため、藍工房 村西に
大阪経済法科大学の学生達と
先生方が来られました。
大学ブランドづくりの一環として河内木綿に焦点を合わせ、型彫り、糊置き、藍染を真剣に取り組んでいただきました。
この結果は11月8日9日花岡キャンバスで開催されます学園祭でご覧ください。
大阪経済法科大学の学生さん来訪
去る５月１５日 八尾にあります大阪経済法科大学の学生さんがＮＰＯ法人河内木綿藍染保存会の染工房 村西に授業の一環として河内木綿を学びに来てくださいました。
二班に分かれ河内木綿の歴史や文様の説明、文様の糊置きの実演をご覧いただき、今後地元に伝わる河内木綿について若い力でどのように活かしていかれるのか楽しみです
。
いよいよ２０１４年のコットンロード始動開始です！
去る５月３日に久宝寺緑地に於いて河内木綿藍染保存会の棉作り第一歩の種まきに多くの方が参加してくださりありがとうございました。 今年はどれだけ花を咲かせ実をつけてくれるかこれからお世話が続きますが、たくさんの収穫が出来たらと願っています。
村西徳子『ジャパンブルーの世界』
去る４月９日（水）～１３日(日)難波の日本工芸館で開催されました展示会に多くの方がご来館くださり、村西徳子 河内木綿藍染の４０年の軌跡をご高覧いただきありがとうございました。
反物や型紙、筒型を中心に幕末からの型を復元した古典１７点を始め、現代までの作品を展示いたしましたが、なかなか一般に１００点もをご覧いただける機会がありませんのでご来場の皆さまに喜んでいただきました。
一部をご紹介いたします。
“夢のコットンロードin 佐堂”～美園小学校でのワークショップ～
１１月１４日（木）“夢のコットンロードin佐堂”の取り組みの最後は美園小学校の４年生と棉を使ったワークショップ。
種まきから始まった今年１年の棉づくりを振り返ったあと、「河内木綿の歴史」を話し、河内木綿の型染め文様と縞柄を紹介しました。
その布をどんなふうにつくるのか「棉から布へ」の体験学習と、繰った棉を使ってリース作りへとワークショップは進んでいきました。
棉繰りに何度も挑戦する子ども達。夢中になっていました。
取れた棉の種は、袋に入れて棉の育て方の説明と一緒にお土産に。
糸紡ぎには、子どもたちの長い列ができました。
リースは佐堂交差点の畑周辺で材料をできるだけ集めました。
葛のつる、はじけた棉の蒴、からすうり、ねこじゃらし、百日紅の実などなど。
「僕、工作だーいすき」と子供たちは楽しそうに作っていました。
材料はすべて同じなのに、クラスごとに個性的な３つのリースが出来上がりました。
最後に、来年の４年生、家族やお友達にこの体験で学んだことを伝えてほしいと話して、コットンロードin佐堂の今年の取り組みを終了しました。
この後、棉畑は菜の花プロジェクトに引き継がれ、菜の花畑に変わる予定です。
八尾市観光ボランティアガイドの会・ゆるり福祉会ピカピカ作業所の方々、全てのご参加の皆様、“夢のコットンロード”にご協力いただきありがとうございました。
また来年もお仲間を誘ってご参加ください。
NPO河内木綿藍染保存会
イベント『発見！体験！河内木綿！！』
あべのキューズモールで行われた大阪市立大学商学部主催の「発見！体験！河内木綿！！」は
8月17日・18日両日炎天の下にかかわらず大成功で終了しました。
保存会はワークショップ・展示等で協力しましたが、「綿くり体験」や
「河内木綿文様布で作るくるみボタンキーホルダー」を作る子供さん達の嬉しそうな表情を見て私達も感激しました。
河内木綿について、このような形での発表の場を作っていただいた大阪市立大学商学部の皆様
・大阪芸術大学写真学科の皆様・きしわたの会様・全国コットンサミット実行委員会様 ありがとうございました。
又、伝統工芸を身近に感じるイベントの場所を提供していただいたあべのキューズモール様に感謝いたします。
八尾の魅力発信に寄与 市長から感謝状
７月２６日 八尾市長からNPO法人河内木綿藍染め保存会に感謝状が授与された。
これに先立ち市役所入口には河内木綿文様の「筒型 鳳凰桐花文」の暖簾が飾られ、
市役所に出入りする市民が足を止め暖簾に見入っていた。
これは、河内木綿文様の暖簾を毎月１１日・２７日のお逮夜市とその前日に飾り、
町なかギャラリーとし、八尾の郷土文化を市内外にアピールする取り組みとして
河内木綿藍染保存会が行ってきた「河内木綿のふるさと のれんの街八尾」
の活動をさらに広げようと、八尾市に暖簾を寄贈したものである。
夢のコットンロードin佐堂
７月４日、雨雲の合間を狙っての杭打ち 草ひき
http://cottonroad.blog67.fc2.com/blog-entry-26.html
夢のコットンロードin佐堂
６月６日、美園小学校４年生のみなさんと棉の苗植えの様子
http://cottonroad.blog67.fc2.com/blog-entry-25.html
２０１３河内木綿まつり ― 木綿塾 染・織体験 ―
今年の「河内木綿まつり」は、染工房が「宝尽くし紋」の型彫り、織は織機を使用した花瓶敷を制作してもらいました。
型彫りも織もみなさん真剣な様子で体験 を楽しんでくださいました。
ＮＰＯ法人河内木綿藍染保存会では昔の人達がされていた一連の作業を体験していただける機会を、これからも提供していきたいと思っています。
興味のある方は是非私たちの活動に参加してみてください。
花咲かそ、夢咲かそ、棉の花～コットンロード 棉の種蒔き～
好天の５月３日（金）、久宝寺緑地管理事務所に「夢のコットンロードin佐堂」のメンバー２１人が集まりました。
４年目を迎えた２０１３年度の「コットンロード」は、八尾土木事務所のご協力のもと、観光ボランティアガイドの会・ゆるり福祉会ピカピカ・美園小学校４年生・NPO法人河内木綿藍染保存会と市立大学の商学部有志で進めていくことになりました。
今までの棉畑に加え、北エリアで一畝でも二畝でも北伸をめざしたいと思っています。話し合いの中で、河内木綿まつりは例年のように棉の吹くころ、棉摘みをしながら行いたいものだという意見が出されました。是非９月２３日（月）祝日に河内木綿の収穫祭を実現したいものです。それにむけて、皆さんのお力をお貸しください。
打ち合わせ後、約１０００粒の棉の種撒き。いつものことながら準備万端整えてくださった土木事務所の皆さんありがとうございました。昨年よりは少ない参加人数でしたが、手際よく、３０分ほどですべて撒き終わりました。
今年はホームページをみて尼崎から参加くださった強力な助っ人もありました。お母さんは長靴姿、女の子はシャツを一人で腕まくり、頼もしい姿で作業に加わってくれました。小さな男の子が２４個のポットに一粒ずつ種を撒いていくのをお父さんは優しく見守ってというご家族４人の姿を見ながら、コットンロードにさまざまな市民が集い、草抜き、水やり、支柱たて、自分のできることで汗をかくというさまざまな参加があるといいなあと思いは広がります。
いよいよ２０１３年度の「夢のコットンロードin佐堂」が始まりました。次は６月６日の苗の地植えです。棉の成長を見守っていきましょう。
“花咲かそ、夢咲かそ、棉の花”
お逮夜市参加体験記
― ２０１３年３月３０日 ―
八尾市ファミリーロード回生の企画『まけへんもん』市が毎月１１日と２７日のお逮夜市の延長としてひらかれています。
長年八尾市のにぎわいという大切な役割を背負ってきたこの商店街を再度見直し、地域を盛り上げて人の流れを巡回させようとさまざまな商店街の企画が
試みられて来ました。NPO法人河内木綿藍染保存会としても八尾の町の再生に賛同して参加してきましたが今回は、河内木綿の源に近づこうと収穫した綿と綿くり機、糸紡ぎ機を運びいれて公開しました。
商店街を歩く方々が足を止め『あれっ？』『どこかで見たよ！！！その機械』『ばぁちゃん やっとったわ』『おばちゃん それやってみたい』『前からやってみたかった』と声をかけてくださいました。
うれしいですね。『こうやって綿を作って、綿くり機を使って綿の種を取り出しそれから打ち直しに出して そして糸紡ぎ機を使って糸ができるのよ』っと話す。その糸ができるところがまたふしぎ不思議でまるで手品のように糸が続き、そして巻き取る姿になるとみなさんの目が真ん丸になるのです。そしてやってみて深い呼吸をフッとはいて『ヘェっ―と！』納得なさるのです。
そのみなさんの表情が私たちも嬉しくて『すごいでしょう！』と共感しあうのです。楽しかったし隣の出し物のエダマメコーヒーに舌鼓を打ちながら河内木綿の話しをするのも嬉しいものでした。暇を見つけては商店街を歩くと知らなかった店舗が『まけへんもん！』の幟を揚げて頑張っていられる姿は河内木綿保存会の姿でもあり共感させられました。しかし残念なのはやはり通る人の数が少ないことです。たくさんの人の足を止められる楽しいアーケード街ファミリーロード再構築の企画
『まけへんもん！』を考えてまいりましょう。
さいごに力強く私らまけへんで！！！。
ハッピーアースディに参加しました
去る３月２３日〔土〕久宝寺緑地 修景広場で開催されました
ハッピーアースディ大阪2013に参加しました。
どきどきワークショップ「花咲かそ 夢咲かそ 綿の花」と題し
ご来場のみなさまに綿繰り糸繰り体験や和紙に河内木綿文様・鯉
のぼりなどステンシルしていただきご好評をいただきました。
幼い子供さんも一生懸命に綿繰りをして楽しんでいただき、スタッフ
一同も喜んでいます。
「河内木綿まつり」協賛講座 受講生募集
八尾市立歴史民俗資料館主催2013年度「河内木綿まつり」に協賛して
当工房も下記の通り講座を開講いたします。
参加ご希望の方はお申込みください。
| 日時 | ５月１１日（土） 染織共 9：30～12：00 13：30～16：00 |
| 場所 | ＮＰＯ法人河内木綿塾 八尾市末広町1-10-10（南に一つ目入る） |
| 講座内容 | 染・・型彫り 織・・1,綿くり・糸紡ぎ（無料体験） 2,手織りの花瓶敷き |
| 定員 | 型彫り・・午前、午後各８名 手織り・・午前、午後各４名 |
| 講師 | 村西 徳子・ 外 スタッフ数名 |
| 受講料 | 型彫り・・1,000円（材料費込） 彫った作品は後日、染教室を開催し作品を団扇に 仕立てることも出来ます。 織・・・800円（材料費込） |
| 申込み | ４月２０日（土）～３０日（火） ＦＡＸ：072-923-1589 藍工房 村西 Ｅメールアドレスinfo@kawachimomen.com |
染と織の河内木綿塾生徒募集
河内木綿の複元・伝承を学ぶ教室です。
| 日時 | ３月～１０月 第二・第四水曜日（月２回） １３：００～１５：３０ |
| 場所 | 藍工房 村西 八尾市末広町 １―１０―１０ |
| 講座内容 | 河内木綿史・実技 （デザイン・型彫り・糊置き・藍染 又、織は糸紡ぎからを予定しています）。 |
| 定員 | ６名 （申込順） |
| 講師 | 村西 徳子 助手・原田 やよい |
| 受講料 | １ヶ月 ４，５００円（材料費別途） 前期・後期前納 |
| 申込み | ２月２０日～２８日 申込みはFAX：０７２―９２３－１５８９ 藍工房 村西 Ｅメールアドレスinfo@kawachimomen.com |
小学校の生徒さんが取材に来てくれました
当ＮＰＯが取り組んでいる「夢のコットンロード IN 佐堂」に美園小学校の生徒さんが取材に来てくださり、平成２５年１月２４日の読売新聞にその内容が掲載されました。
[花咲かそ、夢咲かそ、棉の花]コットンサポート会員募集
『河内木綿藍染保存会』はこの地の伝統文化である河内木綿の伝承と復元を目標に活動を続けてきました。さらに2010年からは多くの市民団体のご協力を得て、「夢のコットンロードin佐堂」で棉の栽培も続けています。
今回、皆様に棉づくりを通して河内木綿をもっと知っていただきたく、コットンサポート会員を募集することになりました。種蒔きから収穫まで、さらに、綿から糸へ、糸から布へと、ドラマは一粒の種から始まります。
●八十八夜から11月にかけての棉づくり。
種蒔き・地植え・水やり・杭打ち・除草・棉の収穫など。小学生も参加します。
（毎月第一木曜、午前9時から中央環状線佐堂交差点の畑。）
●綿くり・糸紡ぎ・機織り・藍染も体験できます。
（染と織 河内木綿塾にて。詳細はお問い合わせください）
参加ご希望の方は、
住所・氏名・お電話番号・メールアドレス・参加したい活動を明記の上、
EメールまたはFAXで連絡をお願いいたします。
NPO法人河内木綿藍染保存会
Eメールinfo@kawachimomen.com
FAX 072-923-1589（村西）
「染と織 河内木綿塾」をオープン
このほど、「ＮＰＯ法人河内木綿藍染保存会」のすぐ近くに、はた織り工房を開設し「染と織 河内木綿塾」としてオープン致しました。
多くの市民団体のご協力により、棉の栽培を続けてきましたが、「夢のコットンロード ｉｎ 佐堂」で栽培した棉を糸に紡ぎ、はた織りと藍染の技術を一貫して学べる場としたいと考えております。
河内木綿の伝統を引き継ぐ、技術研修と人材育成を目指す上で大切な一歩と思っています。
来春以降、ご見学、塾生の募集も考えていきます。
もう暫らくお待ちください。
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「コットンロード」
「読売 Ｌｉｆｅ」に「コットンロード」の記事が掲載されました。
「おおさか新発見」
サンケイ新聞６月２６日に「おおさか新発見」で河内木綿のまちの紹介があり当工房が掲載されました。
「２０１２年河内木綿藍染保存会は何をしようとしているのか」
その１『河内木綿のふるさと のれんの街 八尾』
河内木綿藍染めに残された美しい和文様を、その建物や歴史の背景を飾る「のれん」に染めていく。
河内木綿文様の暖簾を各お店、事務所の協力を得て飾ってもらい、町なかギャラリーとして他市からのお客さんを引きつけ、久宝寺寺内町～市役所周辺の賑わい活性を目指します。
各お店の協力をお願いしていく。誰のためでもなく、人の集まるところ、町の目玉を作ること、これが商業の発展につながる。
私達保存会はこのお手伝いをしようとしています。
その２『夢のコットンロードin佐堂』
綿づくり３年目、大阪府の緑化運動に参加、東大阪～八尾 中央環状線沿いのベルト状の土地に綿づくりをしている。
東大阪綿づくりの会は、このベルトを南下し、八尾からは北上、シルクロードならぬコットンロードが、近未来綿の花を咲かせる。
これこそ、河内木綿のふるさとにふさわしい景観を作り、観光資源となり収穫した綿で木綿織り、綿から布へ、計画を進めていく。
市民グループが中心で、近くの小学生も２０１１年から参加、早期コットンロード実現のため、より多くお方の参加をお待ちしています。(個人でもグループでも可。)
「のれんの街・八尾」第２弾
與兵衛桃林堂に引き続き、NPO法人やお文化協会へ納入
河内文化の伝統と歴史を誇りを持って市民に紹介してきたやお文化協会は、昭和50年(1975年)10月の設立。35年を超える歴史を積み重ね、郷土誌「河内どんこう」は通巻96号を数えています。
この間やお文化協会会員を中心とした市民の自主的文化活動は、幻の「高安城」跡を見事発見した「高安城を探る会jの活動。
かわち歌しばい「美男におわす八尾地蔵」「若き日の道鏡」の公演。
2か月に及ぶロシア国立エルミタージュ美術館「河内木綿特別展」の成功など、質的にも量的にも全国に誇りうる実績を残してきました
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平成18年(2006年) NPO法人格を取得し、公的文化施設の管理等にも活動範囲を広げ、新たな分野での活躍が期待されます。
河内木綿文様【菊唐草】のれん
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河内の風土には菊が似合う
力強い唐草と葉が地を埋め
白地に浮かぶ花を引き立てている
数多い菊唐草の中、正統派の逸品である
「河内どんこう」の文字は書道家榊莫山氏によるもの。
生徒募集
平成２４年５月からの新規講座のご案内
河内木綿は、江戸中期から現在に至るまで、八尾の歴史と深く関わる郷土文化の代表的なものです。
その藍の素朴な美しさと温もり、文様のセンスの素晴しさは現代の人々の心をも魅了して離さず、熱心な愛好家がたくさんおられます。
古いものが新しいと言われる昨今、河内木綿の歴史や文様に興味をお持ちの方は、どうぞご参加ください。
河内木綿文様の復元と伝承をしています当工房で八尾の文化遺産を再発見してください。
あなたも、この伝承技術を学んで河内木綿を次代に引き継ぎませんか。
日 程：平成２４年５月９日～１０月２４日
Ａ組 第２・４水曜日 ９：３０～１２：００
Ｂ組 第２・４水曜日 １３：３０～１６：００
定員各６名 全１２回
（ＡＢ組共通講座もあるため多少日程の変更があります）
場 所：藍工房 村西（八尾市末広町１－１０－１０）
講 師：河内木綿文様伝承家 村西徳子／助手 原田やよい
受講料：１回２，０００円（材料費込） ６回分１２，０００円前納
講座内容：河内木綿史及び実技（デザイン/型彫り/糊置き/藍染め)
申し込み：４月４日（水）～１１日（水） ＦＡＸ０７２－９２３－１５８９
藍工房 村西へＦＡＸでお願いいたします
お問い合わせ：藍工房 村西 ＴＥＬ０７２－９２３－１２４３
「のれんの街・八尾」
”河内木綿のふるさと”として河内木綿の文様ののれん(暖簾)を店先に下げることで、地元文化を内外にアピールしようという動きがはじまりつつある。
その第一弾とし平成23年11月25日、和菓子店の與兵衛桃林堂(八尾市東本町２)で新調したのれんのお披露目が行われた。
商店の顔ともいえるのれんに河内木綿文様を施すことで、商業の活性化とともに伝統文化にも役立てようという取り組みを進めているのは、NPO法人の河内木綿藍染保存会。同会理事長で八尾市文化賞受賞者の村西徳子さんらが中心となって”のれんの街”構想を描く。
この日はかやぶき屋根で有名な與兵衛桃林堂の店先に掛けるのれんが完成し、田中誠太市長をはじめとする来賓も駆けつける中、真新しいのれんの除幕式が行われた。
藍で染め上げられた牡丹唐草ののれんが紹介されると、参加者は間近で熱心に見入ったり写真に収めたりしていた。
河内木綿文様ののれんを巡っては、寺内町周辺の商店などを中心に毎月11日と27日のお逮夜市に合わせて掛けてもらうなどして、地元伝統文化を連動させることで振興を図っていきたい考え。
近隣の店舗などに今後、導入を呼びかけていくことにしている。趣と風格のある河内木綿文様の藍染のれんが、八尾の新しい地域資源として広まりを見せていくかもしれない。(2011.11.30付け「八尾タイムズ」より)
